“フジのドン”日枝久氏退任でCM再開&見合わせ継続の双方企業に見解聞いた! TOTO、ダイハツ、アイリス…
元SMAPの中居正広氏(52)の女性トラブルから始まったフジテレビの一連の問題をめぐり、31日にも第三者委員会の結果が報告される。27日の取締役会で日枝久氏がフジテレビと親会社フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の取締役を退任することが発表され、その後、報道陣の囲み取材に応じたフジの清水賢治社長は、4月以降のスポンサー状況について「約7割弱のスポンサーの方がいま判断を保留している」と語った。フジは取締役の若返りを図り、過半数を社外から登用、女性比率は3割以上と刷新人事を猛アピールしたフジはこれから正常化に向かうことができるのか?
「日枝氏の退任は大きな節目と言えますが、6月の株主総会までに取締役を退任するのが既定路線でした。これから第三者委員会の報告書が出ても、内部調査が甘かったり、世論の動向が変わらなければ、スポンサーが一気に戻ってくることはないでしょう。その判断が分かれる時期の目安は株主総会後の7月中旬といわれています」(広告代理店関係者)
前出の清水社長はスポンサー数について「3月25日時点で約100社となっているので少し、微増しました」と説明したが、1月まで出稿企業・団体数は430以上あった。日枝氏の退任発表後も出稿再開に否定的な企業もある。その一つが、水曜夜の「奇跡体験!アンビリバボー」のスポンサーだったTOTO。4月以降の出稿予定について同社に問い合わせたところ、「今のところありません。理由はとくに申し上げておりません」(広報)と回答があった。月9ドラマのスポンサーだったフジパンも“出稿見合わせ”の予定とされるが、マーケティング部の担当者からこんなメール返信があった。