フジテレビ瓦解の“最悪シナリオ”とは…「第三者委員会」後も混乱必至、それでもコトを急げない複雑事情
「早ければ今週末の28日までに第三者委員会の報告があるようですが、どんな結論が出たとしても、しばらく混乱状態は続くでしょう」(スポーツ紙芸能担当デスク)
元SMAPの中居正広さん(52)の女性トラブル報道から始まった一連のフジテレビ騒動。中居さんは1月23日に芸能界を引退したが、フジは「はい、辞めます」というわけにはいかない。
「どんな報告が上がるにせよ、結局、その後に体制が刷新されるということを社内外にアピールできなければ、世論もスポンサーも、そして社員も納得しない。徐々にスポンサーが戻ってきているとはいえ、今の地位にしがみつきたい“守旧派”の抵抗もないとは言えませんし……」(前出のスポーツ紙芸能担当デスク)
そうなれば“退職ドミノ”は女性アナだけに留まらなくなる。上層部に愛想を尽かした人材の流出が続き、「体制を立て直せなくなるほど瓦解する恐れも出てきます」と、フジテレビ関係者がこう続ける。
「中居さんの女性トラブルにフジテレビの幹部社員が関与していたかどうかや、隠蔽体質、コンプラ、人権意識の低さなど第三者委員会の報告のポイントはいくつかありますが、社員が最も危惧しているのが、“上納”とか“接待”疑惑といったさまざまな問題の根底に『日枝体制』があったというところまで踏み込んだ報告をしてくれるか、です。そこには触れずに、日枝さんが居座る可能性が1ミリでも残されてしまったら、世間も社員も納得してくれないでしょう」