松田元太「人事の人見」フジ火9枠で“お仕事ドラマ”の間の悪さ…セクハラ、パワハラをどう扱う?

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■今のフジでは自虐に?

「昨年の10月改編で9年ぶりに復活したフジの火9枠。夜9時台にドラマをリアタイ視聴する層に受けそうな“捜査もの”が2作続きましたが、さほど成果は上げられませんでした。今回はコメディー色の強い“お仕事もの”。この路線変更が吉と出るか凶と出るか、注目しています」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「今のフジが、お仕事ドラマをどう料理するのか見届けたいですね」と、さらにこう続ける。

「深く考えずに“オフィスあるある”を笑い飛ばしつつ、ちょっと《なるほど》と納得するお仕事コメディーの王道路線を求める視聴者は、少なからずいると思います。主人公の“明るくピュアで天然の愛すべきおバカ”は、シチュエーションコメディーを得意とする劇作家の冨坂友さんが松田さんをイメージして“当て書き”した脚本だそうですから、きっと見やすいものになるでしょう。ただ、オフィスが舞台ということは、“セクハラ”や“パワハラ”などのハラスメント、古い体質をアップデートできないお偉いさんなどのネタは、今のフジにとっては“自虐”に映ってしまう可能性もあります」

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