クレヨンしんちゃん実写化CMの《コレジャナイ感》…原作へのリスペクト皆無と批判殺到
「今年2月から放送を開始したちびまる子ちゃんの実写CMとなるサントリー『ザ・プレミアム・モルツ』の『プレモル子ちゃん』シリーズも、たまちゃんを演じる伊藤沙莉さんがイメージに合っていないといった指摘が相次ぎました。実写化CMが増えたことで、視聴者も厳しい目を向けるようになった印象です」(広告代理店関係者)
臼井氏没後である2010年公開の映画「クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」では、大人のしんのすけが登場するも、臼井氏の意向が尊重され、アクション仮面のマスクをかぶり、顔を見せることはなかった。
こうした背景もあって、今回の実写化CMは、原作者の意向に背くものとして原作ファンが敏感に反応してしまったようだ。
「野原しんのすけは"永遠の5歳児"という印象が強く、臼井先生もそのイメージを守るためにも、大人になった姿を描くことをしないというこだわりを見せていたのだと思います。またキャスティングにおいても、高橋さんがイケメンすぎて、《大人のしんちゃんを国宝級イケメンの高橋文哉くんが演じるのは、流石に無理がある》と指摘も目立ちます。アニメの実写化CMの場合、その作品を実写化しないといけない必然性のある商品やCMの内容であるかどうかも、ファンは厳しくチェックするでしょう。原作の人気に便乗したいというスポンサー側の安易な発想そのものに、批判が起こりやすい傾向もあると思います」(同)