未婚の母騒動 萬田久子 24年間の“事実婚”
「萬田もいずれは妻の座につきたいのだろうと思われていました。会見で結婚について問われ、彼女は“望まない女性はいないでしょう”と答えていたんです」(同)
関係が世間に知られてから間もなく萬田、佐々木氏、長男の3人は同居生活を始める。
94年には佐々木氏と正妻との間で離婚が成立。しかし、萬田が佐々木氏の籍に入ることはなかった。
「当初、略奪愛とバッシングを受けたこともあって、彼女の中でいろいろ複雑な思いが交錯していた。先妻やその家族への遠慮、彼女自身の女の意地……。そのうち、無理に籍に入らなくてもという気持ちに傾いていったんです」(同)
法律上の正式な夫婦になることはなかったが、萬田は佐々木氏にとことん尽くした。99年暮れ、佐々木氏の香港の会社が倒産。その直前、東京・目黒の自宅の名義は佐々木氏から萬田に移され、それを担保に萬田名義で8000万円を借り入れた。苦境のパートナーをなんとか救おうと、萬田が借金を背負ったのだ。
その後、佐々木氏のビジネスは好転。09年には佐々木氏がオーナーを務める会社がユニクロを展開するファーストリテイリングに買収され、60億円近くの売却益を得た。株主だった萬田にも数億円が入ってきたという。