戸籍を男から女に変更したカルーセル麻紀
マネジャーが別の精神科医を探してきて、証明書の問題はクリアしたものの、次に家庭裁判所の審判で意地の悪い裁判官の質問攻めにあう。「あなたはいつ自分が性同一性障害者だということに気づきましたか」と聞かれて、「子供の頃からです」と答えると、「それはおかしい。この言葉は最近できた言葉ですよ」と切り返されるような嫌みな審判だった。
苦難の末、9月28日にやっと戸籍と本名の変更が認められる。心が女なのに男に生まれ、19歳で睾丸摘出手術、30歳で性転換手術を受けたカルーセル麻紀の長い「女性」になりたいとの願いがやっとかなった。
◇2004年10月 1日、中日が5年ぶりにリーグ優勝。12日、埼玉県皆野町で7人、神奈川県横須賀市で2人が車中で練炭をたき集団自殺騒動。23日、新潟県中越地震が発生。最大震度7。死者68人。30日、イラクで行方不明になっていた日本人青年の首を切断された遺体が発見される。