市川染五郎 写真誌のスクープで降ってわいた隠し子騒動
■1997年7月
松本幸四郎の息子で8歳で染五郎を襲名した梨園のプリンス、市川染五郎。女優の松本紀保の弟で、松たか子の兄としても知られる人気役者だが、97年7月、隠し子騒動が発覚した。
「歌舞伎界でも知る人はほとんどいませんが、染五郎さんには隠し子がいるんです」「かつて舞台で知り合った女優さんだったと伺っています」という舞台関係者の証言をもとに写真誌が取材を進めて、関西に住む母娘を突き止めた。
過去にはドラマのヒロインも務めたことがあるという女性は染五郎の6歳年上。写真誌の取材には「以前なら女優だったのでしゃべらなくちゃいけないこともあったでしょうが、今はやめていますので何も話すことはないんです」とノーコメント。一方、染五郎(当時24)は当初「何のことだかわかりません」とかわした。しかし、記者がさらに追及すると「後日連絡します」と立ち去ったという。その後、事務所や幸四郎からも正式コメントがないまま写真誌は発売。自転車の後ろに小さな女の子を乗せる女性の写真が掲載され、隠し子騒動は世間の知るところとなった。