団塊ジュニアが汗だく キャバクラ化する「地下アイドル」急増
■ハグあり
地下アイドルは平日の昼も夜もやっていることが多く、記者も見に行ったが、夜の公演はワイシャツ姿で汗だくのファンばかり。400人収容できる会場は満杯で、かなり暑苦しい。実は彼女たちを支えているのはアラフォーの団塊ジュニアたちなんだとか。仮面女子ファン(38)はこう話す。
「30代を過ぎて時間とお金に余裕ができたので、今は週6日は通っています。1回の公演は1000円程度で、2時間近くは楽しめる。ドリンクはお酒でも1杯800円で、もう少しお金を出せば、彼女たちと握手や写真も撮れ、おしゃべりもできる。キャバクラより安くて楽しめますね」
月20万~30万円を使う熱狂的なファンもいるというが、いろいろなグループを回って自分好みのアイドルを見つけたり、値段の安いライブを探すのが醍醐味だというファンもいる。
「最近は地下アイドルの競争が激化し、無料ライブを開くグループも増えた。ライブ料金も下がる一方ですが、それでもアイドルになりたい女のコは多い。触らせたり抱きつかせたりと、売れるにはサービスも過激になっていかざるを得なくなりました」(業界関係者=前出)
もはやアイドルとは思えないが、下手なキャバクラより、よほどサービスがいい。