著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【わかめ】朝の摂取は便通を改善し、食後血糖の急上昇を抑制

公開日: 更新日:

 5月5日は「わかめの日」。これは、わかめの収穫時期が春から初夏にかけてであること、さらにわかめに豊富に含まれるカルシウムやミネラルは子供の成長や健康維持に役立つため、「こどもの日」として知られるこの日に合わせて成長を願う日に定められたというゆえんもあります。

 日本人にとって馴染みの深いわかめの歴史は古く、縄文時代の遺跡からも海藻の遺物が発見されています。飛鳥時代の「大宝律令」には、わかめが租税の一部として納められていた記録があったり、奈良時代の「万葉集」にも海藻に関する歌が詠まれています。

 これらのことからも、わかめが日本の食文化に深く根付いてきたことが分かりますね。

 さて、加工品の中でも乾燥わかめは保存性が高く手軽に使える食材として広く普及しています。1969年に理研ビタミンが開発を始め、1974年には高品質な乾燥カットわかめが市場に登場した報告も。それ以前は、塩蔵わかめや天日干しによる板わかめが主流でしたが、乾燥技術の進歩により、使いやすく保存性に優れた製品が一般家庭にも広まるようになったのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ