(85)あなたは亡き妻に似ています

十一月十七日月曜日、午後二時。
皇居を見下ろす、ラグジュアリーホテルの最上階のラウンジ。目の前にはアフタヌーンティーの品々がずらりと並べられている。美味しいものや流行りのものは食べ尽くしてきた睦代ではあったが、ここのアフタヌーンティーははじめてだ。なにしろ、なかなか予約…
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