「ギルガメ」司会でも活躍 ものまねタレント岩本恭生は今
■“主夫”として奮闘も…
さて、52年4月3日、札幌生まれの岩本さんは、70年代半ばにニューミュージック系デュオ「ぺぺルモコ」を結成。地元・北海道放送のラジオ番組でレギュラーパーソナリティーを任されるほどの人気を誇った。
「77年には当時、五木ひろしさんが所属していた野口プロモーションからスカウトされたこともありました。デュオではなくソロで、ってことだったので、丁重にお断りしましたけどね」
その後、メジャーデビューを目指して上京したが、なかなか芽が出ず、札幌へUターン。バーのマスターをしながら得意のものまねの腕を磨いた。
風向きが変わったのは89年。「発表!日本ものまね大賞」(フジテレビ系)で沢田研二の6曲メドレーを衣装の早替えとともに歌って注目を浴び、続いて「ものまね王座決定戦」(同)では布施明のものまねで、初出場ながら見事優勝。これを機に再度上京し、四天王と呼ばれた清水アキラ、ビジーフォー(グッチ裕三・モト冬樹)、栗田貫一、コロッケらとともに、ものまねブームを牽引した。