日活ロマンポルノ新作「手」が上映期間延長! 令和の時代に大反響のワケは?
松居大悟監督(36)作品「手」の上映期間延長が12日に発表された。国内最大映画レビューサイト「Filmarks」でも初日満足度ランキング1位を獲得した作品である。
配給元は1971年から88年にかけて日活ロマンポルノでセンセーションを巻き起こした「日活」。同作品はロマンポルノ50周年記念プロジェクト「ROMAN PORNO NOW」の新作3作品の第1弾だ。
なぜ令和の時代にロマンポルノが受け入れられるのか。12日の東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた舞台挨拶にそのヒントが。ロマンポルノを映画館で初観賞した男性から「絡みシーンはどのように見るのが良いのでしょう」というストレートな質問があり、松居監督は「あくまでも物語の深層を描くための絡みシーンとして撮影した。気構えずにドラマのように自由に見てください」と回答。右手を熱くした昭和時代とは異なる新しいロマンポルノの観賞方法が生まれているようなのだ。
映画館支配人は「幅広い年齢層の方から予想を超える反響をいただいてます。過去のロマンポルノ作品と比較しても若年層や女性のお客さんが多く驚いています」と日刊ゲンダイにコメント。
芸術の秋。ロマンポルノの観賞方法も時代によってさまざまである。