夏木マリも被害明かした…芸能界・テレビ界は「性加害・人権侵害」白書公表に戦々恐々
「ジャニー喜多川の数百人という少年レイプはあまりにも異常ですが、性被害はほかの芸能事務所でもあります。テレビ局はやはり見て見ぬふりですよ」とレコード会社の元マネジャーは言う。それを裏付ける白書が、厚生労働省から公表された。芸能・芸術界、テレビ関係の出演者700人近くを対象にしたアンケートで、セクハラ被害を受けた俳優らは20.4%、アナウンサーらはさらに多く25.7%だった。具体的にどんな性加害や人権侵害が報告されているのか、芸能・テレビ関係者は戦々恐々だ。
お役所が芸能・テレビ界に絞ったセクハラ・パワハラを調査して公表するのは初めてで、厚労省担当の新聞記者は背景をこう解説する。
「おととし過労死等防止対策の対象に芸術・芸能分野も加えられ、厚労省は所管の独立行政法人を通して調査してきました。調べてみると、働かせ過ぎだけでなく、セクハラもひどかった。ジャニーズ事務所のようなことが日常茶飯に行われていて、俳優は10人に1人、アナは7人に1人が性的関係を迫られていました」
テレビでおなじみのタレントやアナウンサーのなかにも、芸能事務所の社長やテレビ局のプロデューサーにホテルに呼び出されたり、枕営業を強要されたりの被害者がいるということなのか。
夏木マリはバラエティー番組で性被害について聞かれて、「ありましたよ。たくさん」と明かし、監督に食事に誘われて料理旅館に出掛けたら、レイプされかけたという。