座りすぎ研究 座位時間が長いほど総死亡リスクは高くなる

公開日: 更新日:

運動しても解消されない

「座りすぎ=運動不足」だから“健康に悪い”と思いがちだが、そうではないという。

「座りっぱなしの時間が長いと健康リスクを高めるメカニズムは十分解明されていませんが、座りすぎることで太ももの筋活動が低下し、血流も悪くなり、病気につながると想定されています。大切なのは、運動不足と座りすぎは“別もの”と考えることです。毎日運動していても、それ以外の時間に座りすぎていると、せっかくの運動による健康効果を減少させてしまうのです」

 日本の就労者の約4分の3がデスクワークに従事しているとされ、その多くが起きている時間の60%以上の時間を椅子に座ってパソコンなどと向き合っている。仕事中の座りすぎを解消するには「30分のうち3分、少なくても1時間のうち5分は、定期的にブレーク(立って体を動かす)するのが理想」という。立てる状況でなければ、膝を伸ばして太ももに力を入れたり、つま先立ちを繰り返すなどでもいい。

 座りすぎは健康リスクを高めるだけでなく、仕事の効率や意欲、活力なども低下させる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…