ミラクルひかるは腹膜炎 虫垂炎が生死を分ける中年の事情

公開日: 更新日:

 20歳くらいまでは、生理的なリンパ節の増殖に加え、病的なリンパの増殖が重なると、虫垂の“袋”が塞がることがあるという。10代に発症のピークがあるのはそのためだが、70代まで満遍なく発症するから、予防策や万が一の対応は覚えておきたい。

「便が詰まるのがよくありません。食物繊維は、便の排出をスムーズにする働きがあるので、食物繊維が豊富な食事を心掛けること。虫垂炎の初期症状も、大腸のほかの病気の症状も、ひいては便秘の症状も、とても似ています。腹膜炎を起こしてからでは厄介なので、腹痛はとにかく痛みが軽いうちに受診すること。それが鉄則です」

 虫垂炎は外科切除と薬物療法があるが、早期なら薬で治る。

 しかも、虫垂を切除した人は、していない人に比べて2倍以上大腸がんになりやすいという研究結果もある。そのデータを踏まえても早期治療が肝心だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動