【肌】紫外線の功罪…皮膚のダメージは60歳ごろから表れる

公開日: 更新日:

 それでも、日焼け止めを使うのは面倒というなら、恥ずかしがらずにせめて日傘を使ってもらいたいという。日傘は直射日光の90~95%を遮断することができるので、紫外線だけでなく熱中症対策にもなる。しかし、これらの紫外線対策によって体内で産生されるビタミンDは不足しないのか。

「日焼けするほどの日光浴は、害にしかなりません。日本の緯度からすると、両手の甲くらいの面積が15分ほど日光に当たる程度、日陰なら30分くらい過ごす程度で、食品から平均的に取るビタミンDと合わせれば十分とされます。ビタミンDを多く含む食品は、魚類とキノコ類です」

 紫外線にさらされた肌にいい栄養素もある。皮膚に発生する活性酸素を除去する抗酸化ビタミンの「ビタミンC」だ。多く含む食品は、オレンジ、赤ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、菜の花、ゴーヤーなど。ビタミンCはコラーゲンの生成や維持にも必要になる。さらに、ビタミンEと一緒に取ることで抗酸化作用を高める効果がある。ビタミンEは、ひまわり油、ウナギ、モロヘイヤ、ツナ缶、アボカドなどに多く含まれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ