子宮頸部異形成<1>結婚を遅らせた理由のひとつでした

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「母から治療しなさい、と強く勧められたこともありましたが、“病院に行ったよ。問題なかったよ”とウソをついてしまいました」

 ギリギリまで我慢した青山さんだが、ついに自宅近くの産婦人科病院で診察を受け、子宮に関する2つの病気が原因だったことが判明する。

「子宮内膜症」(子宮内膜の組織が子宮以外の場所で増殖、剥離などを繰り返す)、「子宮筋腫」(子宮を形成している筋肉の一部が増殖)と診断された。

「しかし、2つとも手術をするほど病状が進行していません。しばらく経過観察をしましょうと言われたのです」

 その後、半年に1回のペースで定期通院をした。痛みがひどいときは病院を訪ね、「ロキソニン」などの痛み止め薬をもらっていたという。

 猛暑日が続いた今年7月、青山さんの子宮の病気に、さらにもうひとつの病名が加わった。

 40歳から受けられる「乳がん」「子宮頚がん」の無料検診を受診したところ、「子宮頚部異形成」が発見されたのだ。

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