子宮体がん手術 ロボットor腹腔鏡でメリット大はどっち?

公開日: 更新日:

 子宮体がんのロボット手術保険適用になって1年。現在の治療の主流は? NTT東日本関東病院産婦人科・近藤一成主任医長に聞いた。

■保険適用になって1年

 早期子宮体がんの治療の基本は手術だ。長らく行われてきたのが開腹手術だが、2014年に腹腔鏡手術が保険適用となり、主流になった。

「当院ではその前から腹腔鏡手術で子宮体がんの手術を行ってきました。ロボット手術は17年から。ロボット手術が保険適用になった今は、早期子宮体がんの手術はロボットが中心です」(近藤医長=以下同)

 腹腔鏡手術とロボット手術は、どちらも腹部にミリ単位の穴を複数個開けて切ったり縫ったりする道具(鉗子)を入れ、がんを取り除く。従来の開腹手術では45センチほどの皮膚切開が必要だったので、出血量、合併症、入院日数いずれにおいても、腹腔鏡手術とロボット手術は患者の負担を大幅に軽減した。

 では、腹腔鏡手術とロボット手術を比較するとどちらがいいのか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇