著者のコラム一覧
江部康二高雄病院理事長

1950年、京都府生まれ。京都大学医学部卒。高雄病院理事長(内科医、漢方医)。日本糖質制限医療推進協会代表理事。近著に「内臓脂肪がストンと落ちる食事術」(ダイヤモンド社)がある。

わずか半年で67kgが57kgに 学生時代の体重に戻りました

公開日: 更新日:

 糖質制限と聞くと何かマニアックな食事法と捉えがちだが、そもそもヒトが糖質を摂取し始めたのは、人類の祖先が誕生したとされる700万年前から見ればごく最近のこと。世界的には農耕が定着した1万年前であり、日本では2500年前の弥生時代からに過ぎない。

「人類の歴史でほとんど糖質を取ってこなかった私たちの体は、今のような糖質過多な食生活には対応できていない。だから、体質に合わない糖質をたくさん食べ続ければ病気になってもおかしくありません。実際、世界中で糖尿病が蔓延しています。糖尿病が強く疑われる患者さんは、日本だけでも1000万人を超え、世界では4億人超え。糖尿病だけではなく、日本人の死因の上位を占めている、がん心臓病脳卒中も糖質の取り過ぎが一因と考えられます。いわば“糖質病”なのです。私は糖質制限と1日2食の半日断食を『食べトレ』と名付け、運動なしでも内臓脂肪がストンと落ちる食生活として皆さんにお伝えをしています。食べトレをすれば、体形改善はもとより、病気を防ぐこともできる。浮輪のようにだぶついたお腹回りも『年だからしゃーないなー』と諦めなくて済む。しかも頑張らずに」

 では、実際にどういう食事にすれば、ポッコリお腹はへこむのか。次からは具体的な方法を紹介してみよう。

(構成=中森勇人)

【連載】100年人生が楽しくなる半日断食

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭