著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

カリウムを多く含む「フキノトウ」は夜に食べると効果的

公開日: 更新日:

 フキノトウは、春を告げる3月半ばから旬を迎え、春の使者とも呼ばれています。独特の香りとほろ苦さが特徴で、主に天ぷらや和え物などとして食べることができます。そんなフキノトウは、実は夜食べるのが効果的なんです。

 フキノトウにはさまざまな栄養素が含まれていますが、中でもカリウムは、むくみ解消や高血圧などの生活習慣病予防にも効果があるといわれています。

 私たちの一日の体内リズムをつくり上げている「体内時計」は、夜に高食塩を摂取すると夜型になってしまうのでナトリウム(塩分)を排泄(はいせつ)してくれるフキノトウは実に最適! 同時に、フキノトウに豊富に含まれる食物繊維も夜向き食材。同量のゴボウよりも多く含まれる食物繊維は、夕食時の急激な血糖値上昇を抑えてくれて、夜型になるのを防ぐだけでなく、良質な睡眠にも導いてくれます。

 ビタミンもたくさん。代謝を活発にしてくれたり、抗酸化作用があったりと体の衰えに効果があるものなどさまざまですが、特にビタミンKは骨や血液の健康にも大きく関わっていて、油で調理すると吸収が良くなるので天ぷらは理想的な調理法。和え物を食べる際もアマニ油などを添えて。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出