実家に帰省したい…新型コロナの「抗体検査」は有効なのか

公開日: 更新日:

 海外からの輸入に頼らざるを得ず、市場に出回っているものの質は玉石混交だ。

「当院では米国FDA(食品医薬品局)の緊急使用認可を最初に取得し、FDAが検査成績を公表している検査キットを使っています。監査制度が確保されているので、精度や安全性がある程度、担保されています」

 緊急使用認可とは、緊急事態下にFDAが医療現場での使用許可を出す制度。検査キットによっては「申請中(=認可に至っていない)」だったり、一度認可されたが後ほど取り消されたりしたものもある。医師に説明を求めるべき。うまく答えられないなら、医師も十分に理解していないケースも考えられる。

 次に、陽性になった時の対処についてしっかり説明をしてくれる医療機関かどうか。抗体検査は、陽性でないのに陽性と出る偽陽性の率がPCR検査などよりも高い。石井院長は、陽性となった場合、より精度の高い抗体検査を行う検査受託会社に無償で検査委託をするようにしている。

 さらに、指先から採った血液で行う検査か、あるいは静脈から採血して行う検査なのか。石井院長は後者でやっている。その方が、より正確な結果が出るという考えからだ。

 記者も、石井院長のもとで抗体検査を受けてみた。

 注射後、15分で陰性という結果。「今までの予防策でよかったんだな」と思った。費用は5500円だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も