野村克也
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吉井ロッテ“20日間負けなし”! 選手起用の裏に「仰木マジック」と「野村ID」
引き分けを挟んだ連勝は「11」で止まった。しかし、負けたのは5月12日の日本ハム戦以来、実に21日ぶりだから、指揮官が「チームは粘り強くなった」と言うのももっともか。 2日の阪神戦に惜敗したロッテのことだ。 1点を追...
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新庄日本ハムの飛び道具は相手にバレバレ…野村采配“信奉”指揮官「弱者の兵法」の勘違い
苦渋の連敗だ。 日本ハムは25日、ロッテに敗れ2連敗。打線は12安打を放ったものの、七回の守備のミスなどで足を引っ張った。 新庄監督が率いる日本ハムといえば、奇襲、奇策が代名詞。交流戦でもセ相手に重盗、スクイズなどを...
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来季阪神「平田監督&カツノリHC」2トップが急浮上! 裏にノムラの考え、二軍ですでに布石
〈球団首脳が「次は平田新監督」で意見が一致〉 今季限りで矢野燿大監督(53)が退任する阪神の次期監督を巡って、産経新聞WEBのコラムがこう報じたのは8月下旬のことだ。 次期監督候補には平田勝男二軍監督(63)に加え、2...
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日本ハム新庄監督が選手に初カミナリの深謀遠慮…元ヤクルト飯田哲也氏が意図を推察
「一軍に残りたいという姿勢が全く見えない。バットを出さない限り、一生結果は出ない」 先日、日本ハムの新庄剛志監督(50)が就任後初めて、選手にカミナリを落とした。勝利した11日のオリックス戦後も、「攻撃面は作戦を決めてほしいと...
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矢野阪神の「敗戦辞典」どこまで続く? 開幕5連敗で思い出す“万年Bクラス”の暗黒時代
かつて矢野監督の上司だった野村克也元監督は「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」といった。ならば開幕5連敗の阪神はどうか。 ■27年ぶり球団ワーストタイ 開幕戦は7点リードから、終盤に救援陣の炎上でまさかの...
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ロッテドラ1・松川虎生は史上3人目の偉業も狙えるぞ! ノムさん、谷繫との共通項を解説
高卒ルーキーとは思えない存在感を発揮している。 2日のオリックス戦でロッテのドラ1・松川虎生(市和歌山高)が攻守で活躍した。「6番・捕手」としてスタメンマスクをかぶると、六回まで先発の美馬ら投手陣を好リード。打っても二回にオ...
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球春!ビッグボス、阪神矢野監督退任発表より目立たないが喜ばしいニュース
まだまだコロナへの不安は消えない日常ではありますが、それでも春は確実に近づいているのです。 そして、春というワードとなれば野球好きの俺としては「球春」、そう、プロ野球が始まるー! となるのだ。 2月1日のキャンプイン...
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日ハム新庄監督ポジション大胆シャッフルの裏に“野村イズム”「先入観は罪、固定観念は悪」
突然、マイクを通した新庄剛志監督(50)の大声がグラウンドに響き渡った。 「レフト、構えるな!」 【写真】この記事の関連写真を見る(24枚) 6日、日本ハムの一軍施設・名護で行われた今キャンプ初の紅白戦。といって...
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田中がスライダー投手に原点回帰 楽天復帰初年は結果優先
田中将大(32)が超高校級右腕として楽天に入団した14年前、当時の野村克也監督は「あいつは変化球投手や。真っすぐで空振りを取れない。本格派とは言えんやろ」と不満を漏らすことしきりだった。その後、田中は直球とフォークボールに磨きをかけ...
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古田敦也が内角打ちの名人になった貪欲な「聞き取り力」
「ギャンブルはしない」という野村克也監督のサインを無視した三塁走者・古田敦也のギャンブルスタートが功を奏し、貴重な追加点を奪ったヤクルトは、1993年の日本シリーズで15年ぶりの日本一に輝いた。 それにしても古田はよく突っ込ん...
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93年日本S第7戦 古田の“ギャンブルスタート”はサイン無視
読み通り、西武の守護神・潮崎哲也の内角スライダーに私の体が反応した。打球はライナーで右翼ポール際へ飛び込むサヨナラ本塁打となった。1992年の日本シリーズ第6戦のことだ。 西武圧倒的有利の下馬評を覆し、6試合で3勝3敗。その...
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故・野村監督がベンチで握りしめていた「あの効能書き」
プロ野球のヤクルトや阪神、楽天などで監督を務めた野村克也氏が昨年2月に亡くなって1年になる。 新聞やテレビなどでは、野村氏と親交のあった著名人らが故人との思い出を振り返っていた。今もなお、その人気は衰えていないようだ。 ...
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92年日本Sで西武・潮崎からサヨナラ弾 捕手の配球を読んだ
三振をしてベンチに戻ると、野村克也監督の“尋問”が始まる。 「何考えとる。三振の仕方が悪い。何を狙っていた? 根拠は何だ?」 追い込まれていたのに、なぜ変化球を待ったのか。相手の配球データを見て、ここは変化球しかないと...
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「野村ID野球」支えた選手以上に担当スコアラーが怒られた
「弱者の兵法」として野村克也監督が重視したのがID野球である。インポータント・データの略で「データ重視」の意味だ。 「敵を知り、己を知る。同じ右打者でも足が速く、塁に出したくない飯田(哲也)、長打力のある広沢(克己=現・克実)、...
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野村監督“独演90分”ミーティング「働き一両、考え五両」
野村克也監督は就任した1990年の米アリゾナでの春季ユマキャンプから「改革」を行った。 ■ヤクルト就任1年目ユマキャンプ これまで19時から20時半まで行っていた夜間練習に代わり、ホテルの一室で毎晩1時間半以上、後に「...
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野村監督1年目の開幕戦「捕手クビ」を招いた疑惑の本塁打
私はヤクルト4年目の1988年に正捕手に定着した。先週、一周忌を迎えた野村克也氏がヤクルトの監督に就任したのは、私が6年目を迎える90年のことだ。 ケチのつき始めは、私がスタメンマスクをかぶった敵地・東京ドームで行われた巨人...
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マー君の幸運は野村克也氏と“お荷物球団”に巡り合えたこと
「プロの世界で生きていくための基礎をすべて教えていただきました。自分の中では特別です」 ヤクルト、南海などで監督を務めた野村克也氏(享年84)の1周忌となった11日、楽天の田中将大(33)が感慨深げにこう語った。 20...
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軽くなるプロ野球監督の“地位” パ2球団の人事に評論家嘆き
「プロ野球の監督に重みがなくなったね。今の12球団の監督に、『野球とは?』と問いかけたら、果たして何人が答えられるか。誰も答えられないんじゃないの?」 名将・野村克也元監督の言葉である。 生前、「野球とは? 勝負とは?...
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CS消滅で三木監督の去就白紙 楽天監督「平均任期2年」の害
CS進出を逃した楽天が揺れている。 石井GMが4日、三木監督の去就について、「複数年契約ということもあり、来年も監督をお願いするか、または他のポストを用意するかは、シーズンが終わっていないので、これから検討していく段階」とコ...
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落合博満に野村克也氏…名選手ほど財布のひもは固かった?
阪神の福留孝介選手(43)が球団から戦力外通告を受けたという。 その福留は9月19日に遠征先の名古屋で他の選手ら8人と一緒に外食。これが、コロナ禍で決めた球団のルールに違反したとして、今月11日に制裁金を科せられてしまった。...
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野村監督の冷徹な計算 シーズン半ばで主力選手を休ませた
プロ野球のペナント争いも終盤に差し掛かった。 クライマックスシリーズがないセ・リーグは巨人が独走しており、優勝、日本シリーズ進出は確実だろう。そして下位チームは来季を考えて若手を使い始めている。 来季を見据えるといえ...
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阪神フロントが「落合監督」を招聘することは絶対にない
「かつて野村克也、星野仙一がしたように、今の阪神は抜本的に改革するしかない。中日監督として常勝球団をつくった落合博満を呼び、チームの病巣にメスを入れるべき」 コロナ禍に揺れる阪神周辺で「落合待望論」が出ている。関西のテレビ番組...
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原監督はG史上最多の1067勝 なぜ他からオファーがない?
巨人の原辰徳監督が9月11日の広島戦で監督通算1067勝(798敗)を挙げた。これは川上哲治監督(故人)を抜いて球団史上最多。プロ野球史上でも歴代11位である。 原監督が初めて巨人の指揮を執ったのは2002年(~03年)。0...
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ソウル五輪の正捕手・古田敦也は「考える力」を持っていた
1988年ソウル五輪の代表メンバーだった古田敦也(トヨタ自動車)は、立命大4年時の87年8月に行われたアジア野球選手権でも代表入りしていた。監督の鈴木義信さん(東芝)、コーチの川島勝司さん(ヤマハ)もその頃から捕手の能力を高く評価し...
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1993年「伝説のバックホーム」を後押しした野村監督の言葉
ちまたでは「伝説のバックホーム」と言われているようです。 1993年の西武との日本シリーズ第4戦。八回2死一、二塁で西武の鈴木健がセンター前ヒットを打ち、僕がダイレクト返球で二塁走者の笘篠誠治さんを刺したプレーです。今も語り...
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外野手の完全な油断で達成した2本のランニングホームラン
野村克也監督が采配を振る1990年から、僕は一軍の試合に多く出るようになりました。 きっかけは4月21日の広島戦。セカンドの笘篠賢治さんの代打で出場した僕は、この打席でプロ初本塁打を打ちます。野村監督が「そのままセカンドに入...
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野村阪神と2人の「TSUYOSHI」プロ野球の黒歴史に3つの事件
今年2月に逝去した野村克也氏は晩年に受けたインタビューの中で「阪神の監督時代は汚点だった」と語ることが多かった。確かに選手・監督として偉大な成績を残した故人にとっては、阪神監督時代(99~01年)に記録した3年連続最下位は大きな屈辱...
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“怒られるまでやっちゃえ”だった川崎憲次郎が技巧派に変身
ヤクルト黄金時代に活躍した投手のひとりが、川崎憲次郎(49)です。 僕の2年後輩ですが、なんというか……気を使わないというか、なれなれしいというか。僕のことを「哲ちゃん」と呼ぶんですからね。昔から、あまり上下関係を気にしない...
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不動の正捕手 古田敦也さんが野村監督に見せた“反骨配球”
野村監督の教え子で、真っ先に名前が挙がるのが古田敦也さん(54)でしょう。言わずと知れた、不動の正捕手。歴代のプロ野球ベストナインには、必ず選ばれる先輩です。 そんな古田さんと1990年のユマキャンプで正捕手争いをしたのは、...
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野村監督は「評価するのは自分ではなく他人」と話していた
僕は2007年から13年までヤクルト、15年から昨年までソフトバンクでコーチをしました。そのとき、何度も読み返したのが現役時代に必死にメモを取っていた4冊の「野村ノート」です。 現役時代には特に何も感じなかった言葉が、指導者...