占い師に病院の方角が悪いと言われ…胃がん患者が転院を希望
出版社勤務のRさん(42歳・女性、独身)は、雑誌の編集や原稿の整理などの仕事を、テレワークでこなしていました。今年の春ごろから食欲がなく、出勤しない生活になったためかと思っていましたが、体重が5キロ減ったことで近くの胃腸科を受診したところ、某大学付属病院を紹介されました。
そこでの診断は、手術ができないほど進んだ「胃がん」でした。Rさんはその後、某大学付属病院に通院して外来で抗がん剤治療を受けました。それから3カ月ほど経ったある日、Rさんは診療情報提供書を持参して、セカンドオピニオンを受けるためにC病院のG医師を訪ねました。
G医師が「診療情報提供書ではしっかり治療が行われているようですが、お聞きになりたいことはどのようなことですか?」と聞くと、Rさんはこう答えました。
「担当医とどうしても合わず、病院を変わりたいのです。こちらに通院してもよろしいでしょうか? ここの病院を選んだのは、良い病院だと友達から勧められましたし、占い師がこの病院の方角が良いと言ってくれたからです」