池田陽子
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池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

夏風邪にはところてん、わかめ、セロリで体内の水分を排出

公開日: 更新日:

 8月も残り少なくなってきたというのに、相変わらずうだるような蒸し暑さ。それでなくてもだるくてバテバテなうえに、なんだか頭が痛いし、熱がある……。もしかしてこれって夏風邪

 風邪はすかさず手を打てば、薬に頼らなくても食事で症状改善が可能です。ただし、風邪のタイプによって対策を変えることが大切です。

 中医学では、夏風邪は「蒸し暑さ」が原因と考えます。寒さによる冷えが原因となる冬場の風邪とは別モノ。蒸し暑さによる暑気あたり、湿気によって余分な水分が体内にたまることで引き起こされるのです。いわば、この時期限定の風邪といえます。

 症状としては体や頭が重だるい、鼻水が多い、吐き気や下痢をともなうケースが多く、体内の水分が原因のため「重だるい」が大きなポイント。また、一度ひくと、なかなか治りにくいのも特徴です。

 夏風邪をひきやすい人は、水分をため込みがちな「水滞タイプ」に多く見られます。普段からむくみやすかったり、水太りしがち。また、湿気に弱く、雨の日にはてきめんに症状が悪化し、体調が悪くなりやすいので、思いあたる人は梅雨時から夏にかけては要注意です。

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