医師が考案「医学的に正しいウオーキング」を実践する3つのポイント
走るよりも歩く方が寿命を延ばす──。そう言うのは、「1日1万歩を続けなさい」(ダイヤモンド社)の著者で、「池袋大谷クリニック」院長の大谷義夫氏だ。国内外の科学論文から導き出した医学的に正しいウオーキング法について詳しく聞いた。
ウオーキングは生活習慣病や認知症の予防・改善に効果的で健康寿命を延ばすことは広く知られている。ただ、「歩きすぎは膝を痛めるから1日8000歩がいい」「歩数ではなく1日30分など時間を決めて行う方がいい」など、方法については諸説が唱えられてきた。
そこで大谷氏は、国内外82の論文と最新のエビデンス(科学的根拠)をもとに、医学的に正しい歩き方「大谷式ウオーキング」を考案した。
①1日1万歩は正しい
ウオーキングといえば「1日1万歩」と頭に浮かぶくらい“常識”になっているが、大谷式でもやはり「1日1万歩」が推奨されている。