タバタトレーニング コロナ禍の活動量低下にわずか「4分間」で効果あり
最大酸素摂取量170%という強度の運動を、スポーツ選手でない人間がこなすのは難しい。ましてや、運動経験が乏しい人ならなおさらだ。心掛けたいのは、「全力で」という点。4分間終わった後に「まだできそう」と感じるなら、それは強度が低い。
「運動後のきつさを『楽である』『ややきつい』『きつい』『かなりきつい』の4段階に分けた場合、『ややきつい』から『かなりきつい』くらいまでの間になっていれば、効果があります」
最近の研究では、50代の運動経験がない男性がバーピージャンプという運動を20秒間に5回行う程度の強度でも、6週間後、持久力が向上したとの結果が出ている。
タバタトレーニングでエビデンスがあるのは、あくまでも「持久力が上がる」という点だ。「痩せた」という声もネットに上がっているが、そのエビデンスはない。
「痩せたとするなら、持久力が上がり、活動量が増え、運動を長時間続けられるようになったからでしょう。ダイエット目的なら、ほかの運動を組み合わせてください」