間引きニンジンについていた葉っぱでほろ苦絶品天ぷらを
畑で野菜作りをしている大阪の実家から、間引きしたニンジンが送られてきた。小さく軟らかく、生で食べても美味。そして何よりうれしかったのが、葉っぱ付きだったこと。
ニンジンの間引きは収穫時期の秋に向けて行われるので、葉っぱが食べられるのも夏まで。緑色が鮮やかで、生き生きしている。ニンジンの葉っぱは天ぷらにするとウマイのだ。在宅勤務の昼食用に、いそいそと天ぷらの準備をした。
ニンジンと葉っぱを適当な大きさに切り、薄力粉が切れていたのでお好み焼き粉をまぶし、別途お好み焼き粉を水で溶いたものにニンジンと葉っぱをくぐらせ、かき揚げのように揚げた。ゆでた五島うどんに添える。
家人にも残しておこうかと思っていたのに、ほろ苦さが癖になってバクバク食べてしまい、ひとつも残らず。ニンジンの葉っぱがもっとあれば、チヂミも作りたかったのだが。次回の実家からの「野菜便」に期待だ。
ニンジンの葉っぱには、ニンジンのオレンジ色の部分(根)よりも栄養成分が多く含まれている。カルシウムは根の3.5倍、カリウムは1.9倍、鉄分は4.5倍、ビタミンCは3.7倍、葉酸は3.2倍……。葉っぱ付きのニンジンがスーパーや八百屋で売られているのを見かけたら、ぜひとも購入して欲しいし、葉っぱも捨てずにさまざまな調理に活用して欲しい。栄養面、味覚面双方で、大満足すること間違いない。(和)