著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「睡眠不足」は人の魅力を減少させる…寝不足の顔はバレる

公開日: 更新日:

 睡眠時間を削って、仕事や課題を進める方は少なくないと思います。しかし、極端に睡眠時間を削るようなスケジュール進行は控えた方が賢明です。

 スウェーデンのカロリンスカ研究所の実験(2017年)によると、「きっちり睡眠をとった人ほど魅力的に映る」ことが明らかになっています。

 実験は、男女の大学生を対象に行われました。まず、2晩連続で十分な睡眠を取るように指示を出し、次に、その1週間後に2晩連続で4時間しか睡眠をとらないように指示をしました。就寝中は、寝ているか否かを測定できる器具を装着しているので、ズルはできないようにしたといいます。

 その上で、研究者たちは、十分な睡眠と4時間しか寝ていない睡眠不足の回それぞれの後に、参加者のすっぴんを撮影。それらの写真を、スウェーデンの首都・ストックホルムに住む男女122人に見せ、被験者の魅力、健康状態、眠気、信頼性などの評価をしてもらいました。また、「写真の中の人物とどれくらい交流したいですか?」とも質問しました。人によっては、これほどまでに恐ろしい実験はないかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇