コロナ感染者の10%に後遺症…「だるさ」「胃酸逆流」がリスクを上げる

公開日: 更新日:

■後遺症はどう判断?

「無症状や軽症でも後遺症が出る場合があるので、必ずしも検査でコロナ陽性が確認されていない方もいるでしょう。コロナの症状は風邪と酷似しています。無症状の場合は後遺症かどうかの判断は困難ですが、風邪のような症状が出た後、不調が継続しているようなら後遺症を疑ってもいいかもしれません」

■感染経験あり。今後後遺症が出ることも?

「ほとんどの方は、感染時から何らかの症状があり、回復後も継続している。また、感染後2カ月以内に後遺症の重症化が起こっている。コロナ回復で症状が全てなくなり、ずっと問題ないなら今後、後遺症が出る率は低いでしょう」

■後遺症の予防策は?

「簡単な方法がひとつあります。鼻の奥で炎症が起こっていると後遺症が出やすいことがわかっており、その部分のケアをすると後遺症が出にくくなると考えられます。塩分濃度1~2%の生理食塩水を片方の鼻から入れ、もう片方の鼻から出す鼻うがいをお勧めします。また、回復後2カ月間は通勤をやめて在宅勤務にするなど、だるくなる行動を徹底して避ける。胃酸が逆流すると鼻の奥の炎症が悪化するので、胃酸逆流が起こりやすいことはしない。具体的には、寝る1時間前は水を飲まない、寝る3時間前は食事をしない、腰から上が斜めに持ち上がるように寝具を工夫する、油物・甘い物・炭酸・カフェインは取らない、ベルトや猫背の姿勢などでお腹に圧をかけない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…