ワーケーションが睡眠中の自律神経を整えて動脈硬化を抑える 日本人研究者が初めて証明

公開日: 更新日:

 正午から午後2時までは昼食と昼休みと15分以内の昼寝。午後2時から4時までは創造性と記憶力を高める作業を行った。

 午後6時から午後7時まではジョギングや筋トレを行い、午後8時から午後9時までは均一な夕食を取った。

 午後9時にスマホやパソコンなどの電子機器の使用は禁止され、午後10時バスタイム。午後11時以降はお茶と牛乳は許可された。

 なお、ワーケーションの効果を評価するために、ワーケーションする前、最中、後に動脈硬化血圧、心拍数並びに24時間自律神経の状態、活動状態などを詳細に測定したという。

「さまざまなデータを計測して統計的に分析した結果、睡眠中の副交感神経を反映する値が有意に高くなった人が一定以上いて、この人たちは血管が硬くなる指標が低下したことがわかったのです。つまり適切なワーケーションは睡眠の質を改善し、動脈硬化の進行を抑える可能性があるということです」

 動脈硬化が引き起こす病気は、高血圧のほかに、狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気、脳梗塞や脳出血などの脳の病気、さらには下肢閉塞性動脈硬化症などの足の病気などがある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし