認知症になると人格が変わるのはなぜ… 家族ができる対処法とは

公開日: 更新日:

 認知症の患者さんの症状として、物忘れや判断力の衰えのほかに「人格変化」があります。もともと穏やかな性格の人が急に暴言を吐いたり暴力を振るうようになったり、活動的だった人がひきこもりがちになるのが特徴です。家族からよく「人が変わっちゃった」と言われるのもこの症状です。

 人格変化は、感情をコントロールする前頭葉や、記憶と感情を生み出す側頭葉に障害が生じることで起こるといわれています。理性のコントロールが利かなくなり、普段抑え込んでいた感情を爆発させてしまうのです。認知症のタイプの中でも「前頭側頭型認知症」の人に最も多くみられます。

 また、認知症になると認知機能も低下するため、周囲とのコミュニケーションが難しくなります。その結果、患者さんは孤独感や不安を感じやすくなって性格も徐々に変化してしまい、きつい言葉や態度で家族に接するようになるのです。

 もともとの性格や生きてきた環境が、認知症の発症後の性格にも影響を与える可能性があるといわれています。ストレスやトラウマを抱えながら生活していると、性格の形成に悪い影響をもたらします。発症前から性格がきつい人は、さらに気難しい性格になるケースもあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「左膝の半月板が割れ…」横綱・豊昇龍にまさかのアクシデントで稽古中止

  2. 2

    松山千春がNHK紅白を「エコひいき」とバッサリ!歌手の“持ち時間”に求めた「平等」の正当性を考える

  3. 3

    巨人オーナーから“至上命令” 阿部監督が背負う「坂本勇人2世育成&抜擢」の重い十字架

  4. 4

    高市政権が抱える統一教会“爆弾”の破壊力 文春入手の3200ページ内部文書には自民議員ズラリ

  5. 5

    前橋市長選で予想外バトルに…小川晶前市長を山本一太群馬県知事がブログでネチネチ陰湿攻撃のナゼ

  1. 6

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網

  2. 7

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  3. 8

    バタバタNHK紅白 高視聴率でも今田美桜、有吉弘行らMC陣は負担増「出演者個々の頑張りに支えられた」

  4. 9

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 10

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」