著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【オカワカメ】便秘解消、歯や骨の強化、肌の老化防止にも役立つ

公開日: 更新日:

 なかなか聞きなれない名前のオカワカメ。大きな葉っぱがゴムのような手触りです。不思議な見た目をしていますが、茹でると弾力のある歯ごたえや、ぬめりのある食感がまさにワカメな面白い野菜です。

 暖かい地域が栽培に適していて、大分県の中津市が主な産地です。大分県以外にも、国内では沖縄や九州地方、北海道の伊達市でも比較的温暖な気候のため栽培されています。一般家庭でも栽培することができますよ! 夏から秋にかけて収穫され、まさに今の時季、全国に出荷されています。

 オカワカメは中国から日本に伝わったことから「雲南百薬」とも呼ばれ、百の薬と書かれるほど栄養価が高いことから、現在はスーパーフードとしても着目されている食材です。

 そんなオカワカメに豊富に含まれている栄養素にはどのようなものがあるのでしょうか? まずはマグネシウムです。代謝をアップさせる働きがあるので、ダイエット効果や血行改善、便秘解消に役立つほか、歯や骨を強くする効果もあります。同量のレタスと比較すると、なんと8倍も多くマグネシウムが含まれます。そして、亜鉛です。肌のたるみやくすみの防止、味覚の維持に役立つ栄養素で同量のニラの2.5倍多く含まれているのです。また、目の健康をサポートするビタミンAも豊富で、オリーブオイルの10倍も多く含まれることが分かっています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」