【睡眠時無呼吸症候群】最新治療ならCPAPが合わない人も続けられる

公開日: 更新日:

睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の治療には、マスクを装着して就寝する「CPAP(シーパップ)」という持続陽圧呼吸療法が行われる。しかし、マスクの不快感などから治療を断念するケースも少なくない。そんな人にとって解決策のひとつになる新しい治療法がある。奈良県立医科大学付属病院呼吸器・アレルギー内科の山内基雄氏に聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 SASは、睡眠中に何度も繰り返し呼吸が止まる病気で、無呼吸低呼吸指数=AHI(睡眠1時間あたりの10秒以上の無呼吸や低呼吸の回数)が5以上の場合に診断される。

「閉塞性(OSA)」と「中枢性」の2種類があり、ほとんどは肥満などで舌の付け根が上気道を塞いでしまい無呼吸になるOSAだという。

「熟睡できず日中に強い眠気が生じて大事故の原因になるうえ、睡眠中に低酸素状態が続いて交感神経の働きが活発になることで、高血圧をはじめ心筋梗塞脳卒中といったさまざまな病気のリスクが高くなります。AHI20以上と診断されたら治療を開始するのがベターです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも