「コンタクトレンズ」を使うならかかりつけ医が必要な3つの理由
そのため、眼科医は必要に応じて、角膜計や角膜トポグラフィー(角膜形状測定装置)で角膜の曲率を測定して、その人に合ったレンズカーブとサイズを選択し、涙液層評価を行うことで極度のドライアイでないことも確認する。細隙灯顕微鏡を用いることで角膜の健康状態を調べてCLの装用に適しているか、CLの装用が目に害を及ぼしていないかを調べる。
③目の病気の早期発見と新情報の入手
40代にもなると老眼が顕在化してくる。眼科医による定期検査を受けていれば、こうした目の老化に加えて白内障や緑内障などの目の病気を早期に発見し、対処できる。「老眼は放っておくとイライラするだけでなく、頭痛や肩こりといった症状も出ます。近年は老眼用の遠近両用CLが充実しています。眼科医を定期受診していれば、それに切り替えるタイミングも知ることができます」
また、CLに関する新たな使い方を紹介してもらえる場合もある。
「CLを使った老眼の矯正方法には、弱めのCLに変える方法や遠近両用CLにする方法以外にも、モノビジョンを利用した方法があります。モノビジョンとは、片方の目は近くを見えるようにし、もう片方は遠くが見えるようにレンズを選び、両目で見たときに脳がそれぞれの像を認識し、近くも遠くも同時に見えるようにします。具体的には左右異なる矯正状態のCLを使うやり方です」