「夜型」の人は無理に「朝型」にシフトしないほうがいい 病気や死亡リスクが上昇する

公開日: 更新日:

「しかも、体内時計のリズムに反した生活をしていると、健康に悪影響を及ぼします。夜型の人が無理に朝早く起きて朝型にシフトしようとすると、病気につながるリスクがアップしてしまうのです。海外の研究では、睡眠障害やパフォーマンスの低下が生じるだけでなく、発がんリスクや死亡リスクが上昇するとの報告もあります」

 英オックスフォード大学の研究によると、世界中のあらゆる人たちの睡眠パターンを分析した結果、いつも朝7時以降に起きている人に比べ、6時前に起きている人は心筋梗塞脳卒中などの循環器疾患の発症リスクが最大で40%高く、糖尿病うつ病についても発症リスクが20~30%高かった。夜型の人が朝型のリズムで生活しているケースが一因になっている可能性もある。

「夜型の人ほど、早起きして朝型生活をしている人は効率的だとうらやましく感じている傾向が見受けられます。しかし、無理に夜型から朝型に変えようとするのは健康上でもデメリットが大きいと頭に入れておいたほうがいい。夜型の人が昼間にパフォーマンスを上げて仕事でより成果を残したいと考えるなら、コロナ禍で普及したテレワークやフレックス制度を最大限活用して、毎日の始動をなるべく遅らせるなどの工夫をするといいでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇