コロナ後遺症…感染後の長引く症状すべてが後遺症とは限らない 岡山大が画期的な研究成果

公開日: 更新日:

 疾患の内訳は、内分泌代謝疾患や血液疾患、呼吸器疾患が最多で、それぞれ8人の患者から見つかった。

■隠れた他の疾患を見つけるのが大切

 研究成果をまとめたひとり、総合内科学の大塚文男教授に話を聞いた。

 ──外来患者(731人)の中には、コロナ後遺症ではなく、単純に他の病気だったというケースもあったのでしょうか。

「今回の対象となったのは、すべてコロナ後遺症と診断している患者さんです。コロナ後遺症を診断するための診察や精密検査の過程で、コロナ後遺症以外の病気が見つかったということです」

 ──隠れていた他の病気を治せば、コロナ後遺症の症状が消える、あるいは軽くなる可能性もありますか。

「コロナ後遺症とは、新型コロナ感染をきっかけに起こる倦怠感や頭痛睡眠障害、ブレーンフォグ症状などが2~3カ月を超えて持続するものです。症状によっては、新たに見つかった病気を並行して治療することで、後遺症の症状が改善することがあります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢