「パソコン」と「スマホ」…目によりダメージを与えるのはどっち?
ところでパソコンとスマホでは、どちらが目に多く負担がかかるかはご存じですか? 答えはスマホです。
スマホの方が圧倒的に目と画面の距離が近い。そして、スマホはどこにでも携帯できるため、知らず知らずのうちに長時間見続けてしまうからです。
電車に乗るとスマホの画面を見ていない人の方が少ないですよね。電車だけではなく、「濡れないようにチャック付きのビニール袋に入れて、お風呂の中でもスマホを見ている」と話す人もいて驚いたことがあります。
眼科医としては「それはやめてください」と強く申し上げたい。以前この連載でも書いたことがありますが、入浴中はスマホを見るなんてことをせず、目を休める絶好の時間だと思ってほしいのです。
湯船にタオルを浸してぎゅっと絞り、閉じた目の上に乗せる。一日働いた目を休めてあげてください。
目を休める時間を意識してつくることが、目を老化させない重要なポイント。実際、スマホ漬けの日々を送る人は「スマホ老眼」になる人が増えています。