著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「パソコン」と「スマホ」…目によりダメージを与えるのはどっち?

公開日: 更新日:

 ところでパソコンとスマホでは、どちらが目に多く負担がかかるかはご存じですか? 答えはスマホです。

 スマホの方が圧倒的に目と画面の距離が近い。そして、スマホはどこにでも携帯できるため、知らず知らずのうちに長時間見続けてしまうからです。

 電車に乗るとスマホの画面を見ていない人の方が少ないですよね。電車だけではなく、「濡れないようにチャック付きのビニール袋に入れて、お風呂の中でもスマホを見ている」と話す人もいて驚いたことがあります。

 眼科医としては「それはやめてください」と強く申し上げたい。以前この連載でも書いたことがありますが、入浴中はスマホを見るなんてことをせず、目を休める絶好の時間だと思ってほしいのです。

 湯船にタオルを浸してぎゅっと絞り、閉じた目の上に乗せる。一日働いた目を休めてあげてください。

 目を休める時間を意識してつくることが、目を老化させない重要なポイント。実際、スマホ漬けの日々を送る人は「スマホ老眼」になる人が増えています。

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