最下位ヤクルトに完敗…巨人敗因は原監督の「続投決定」か?
打順をコロコロと変えまくる起用、中軸打者へのバントなどは選手内に戸惑いと不信感を広げさせた。阪神のメッセンジャーを筆頭に同じ選手に同じようにやられるさまも含めて、野村克也楽天元監督あたりには「原監督の教育不足。プロ監督の資格なし」などと切り捨てられている。
続投すれば、原政権は来季が計12年目。マンネリ化も懸念されている。ポジションなどを固定せず、4番にもバントを命じる原采配は、長期政権によるチームの緊張感の欠如を防ぐためだともいわれているが、そうであれば来季はますます指揮官のやりたい放題に拍車がかかる。マジックが消灯したこの日の巨人ナインから元気も覇気も感じられなかったのは、「原続投」による選手の不安の表れという気がしてくる。