巨人は来季“残留地獄”…天敵が留まり、大物FA補強も叶わず
国内FA権を行使していたヤクルトの小川泰弘(30)が25日、「スワローズの一員として日本一を目指してプレーすることを決断した」と4年総額7億5000万円を超える大型契約を結び、残留を決めた。獲得に乗り出していた日本ハムと水面下で交渉しており、「リーグを替えて戦いたいと気持ちが動いた瞬間もあったが、その日の夜に山田哲人が夢に出てきてびっくりした」と残留を決めた理由を明かした。
今オフのFA戦線で移籍が決定したのは、巨人がDeNAからダブル取りに成功した梶谷、井納の2人。そんな巨人も警戒を強めているという。「天敵」が軒並み「残留」を決めているからである。
まずは阪神の抑えロベルト・スアレス(29)だ。今季25セーブを挙げ、初のセーブ王に輝いた絶対的守護神だが、それだけではない。巨人戦の防御率0・00が示すように、巨人は4試合で1点も奪えなかった。それどころか、14人が打席に立って無安打。5三振を喫し、奪三振率10・38はセで最も悪いのだ。さるチーム関係者がこう言った。
■スアレスの残留は想定外