G坂本は来季も激務…補強方針のあおり食い打撃専念ならず
各球団の新外国人補強が続いている。24日はDeNAとロッテが発表した。
巨人は阪神入りが確定的となっている韓国リーグ2冠王ロハスの争奪戦に加わっていたため、遅れているものの、大塚球団副代表が明言したように、「一塁と左翼」の補強に動いている。
これにより、今季2000安打を達成し、今月14日に32歳になった坂本勇人は当面“楽”ができないことになる。さるチーム関係者がこう言う。
「原監督には数年前から坂本を三塁にコンバートする構想がある。遊撃という守備の負担が大きいポジションから解放して打撃に専念させるためです。2年前のドラフトで遊撃手の根尾(現中日)を1位指名する時も、『坂本の背中を見ながら根尾が伸びる。坂本がサードに回る時間が早ければ早いほど、チームとしては凄く戦力強化になる』と話していましたから」
■日本シリーズ大惨敗で「主将」も継続
坂本は開幕当初、「コロナ後遺症」に苦しんだ。正二塁手で遊撃の後釜候補でもある吉川尚が「故障が多い」という課題を克服し、今季は離脱することなく働いた。“遊撃禅譲”の準備は整いつつあるが、これは今季の三塁手部門でベストナインに輝いた岡本が一塁へ回ることが前提。一塁に外国人が加入すれば、岡本は三塁のままなのだ。