近藤健介「7年50億円超」でソフトバンク入りの反動…4球団の恨みつらみ、日本ハムが狙う人的補償は?

公開日: 更新日:

「結局はカネか!」「決め手はフツーにカネって言ってくれ!」

 日本ハムからソフトバンクFA移籍した近藤健介(29)に対し、ネット上にはこんな声があふれている。

 楽天以外のパ5球団による争奪戦を制したソフトバンクが近藤に提示した条件は「7年総額50億円以上」ともいわれている。チーム最高年俸の柳田悠岐(34)の年俸6億2000万円を上回ると話題を呼んだ。

 ウソかマコトか、近藤は14日の入団会見で、「ギータさん(柳田)より年俸が上なわけないけど、そういう記事とか見ると、のしかかるプレッシャーは高い」と話したように、すでに超大型契約であるがゆえの重圧を感じているようだ。

 プロ11年間の通算打率は.307、通算出塁率は.413。類いまれな数字を残す一方で、特にここ数年はケガに悩まされている。2016年は膝、17年は太ももと腰を故障、腰は手術した。18年は右ふくらはぎを痛め、今季は右脇腹肉離れで99試合の出場にとどまった。中でも脇腹の肉離れはクセになりやすい。

 過去にフル出場したシーズンはゼロ。171センチとプロ野球選手にしては小柄な体にはかなりの負荷がかかっているとはいえ、超大型契約を結んでいる手前、おいそれと休むわけにはいかない。近藤は今後も大きなプレッシャーと闘い続けることになる。

■条件つり上げのダシにされた4球団の恨みつらみ

「かなりショックを受けたでしょうね。なにしろ相当、自信があったみたいですから」

 こう言うのは大阪のマスコミ関係者。「かなりショックを受けた」とはオリックス・福良GMのことだ。

「福良GMは“ウチは待つだけ”と言いながら、それなりの条件も提示して手応えがある様子でしたからね。オリックスはいわば条件をつり上げるためのダシに使われたようなもの。今季、ソフトバンクに15勝10敗と勝ち越したことがリーグ2連覇につながったが、来季は今年以上にソフトバンク戦というか、近藤封じに力を入れますよ」(同)

 近藤のソフトバンク入りに内心、穏やかじゃないのはオリックスに限らない。パは楽天を除く5球団が獲得に乗り出し、古巣の日本ハムは本社サイドがバックアップして条件を上方修正したともいわれている。パは多くの球団が唇をかんでいるだけに、近藤は覚悟した方がいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在