西武はFA森の流出でオリの誰狙う?「人的補償」に挙がるベテラン2人の名前
FA権を行使した正捕手の森友哉をオリックスに奪われた西武。関係者の間では早くも、「オリックスから誰を人的補償で獲得するか」が話題になっている。
そんな中、西武が狙っているとウワサされる2人のベテランがいる。パ球団の編成担当は「日本ハムからFA宣言した近藤健介を獲得できるかどうかで28人のプロテクトの人選も変わるでしょうが……」と前置きした上で、こう続ける。
「野手では森と同じ左打ちのT-岡田(34)が狙い目でしょう。今季は若手の台頭もあり、36試合出場で1本塁打に終わったものの、2020年は16本塁打、21年も17本塁打をマーク。10年に本塁打王を獲得したパワーは健在です。西武は今季、チーム打率(.229)はリーグ最下位、チーム総得点(464)はリーグ5位。ただでさえ打てない上に森が流出する。野手強化は急務です」
投手では、通算213セーブを挙げる平野佳寿(38)がプロテクト漏れする可能性があるという。
「オリックスは山本由伸と宮城大弥(21)は絶対に外せないし、宇田川優希(24)、山崎颯一郎(24)らイキのいい若手が多い。平野は近藤大亮(31)やK-鈴木(28)らとともに、ボーダーライン上にいるとみています。西武も投手力は高いですが、平野はいまだ衰え知らずでメジャーでもプレー。多くの修羅場をくぐってきた。ブルペンリーダーとしても適任です」(西武OB)
西武は18年オフ、FAで巨人へ移籍した炭谷の人的補償として、当時36歳の内海を獲得した。今回は果たして……。