大谷ドジャース 「5年273億円」でサイ・ヤング賞左腕スネル獲得も…V10構想に致命的死角
ワールドシリーズを制したドジャースが、来季に向けてさらに大きなピースを加えた。
日本時間1日、ブレーク・スネル(31=ジャイアンツからFA)と契約合意したと発表した。
来季から5年総額約273億円のスネルは、2018年と23年にサイ・ヤング賞を獲得したメジャーでも一、二を争う左腕。今年8月には自身初のノーヒットノーランを達成している。
これによって来季のドジャース先発陣は大谷翔平(30)、グラスノー(31)、山本由伸(26)にスネルを加えた「強力な4本柱」になったとメディアは大騒ぎだ。
いずれも輝かしい実績の持ち主。彼らが額面通りに働ければ「強力な4本柱」になるのは間違いない。問題は4人がシーズンを通してフルに稼働できるかという点。というのも大谷をはじめ、いずれも肩肘に故障した傷があるからだ。
大谷は2度目の右肘靱帯修復手術明け。グラスノーもトミー・ジョン手術を経験し、移籍1年目の今季は右肘を痛めて8月以降、登板機会がないままシーズン終了。山本は右肩腱板損傷で6月中旬から3カ月近く離脱したし、右肘と左脇腹に故障歴がある。