どこも書かない「箱根駅伝 山の神」のつくり方…指導経験者が“ルール破り”の実情を激白
箱根駅伝を主催する関東学連は箱根路の試走を禁止している。車が行き来する一般公道を走ることはとても危険で、特に5区、6区は道幅が狭く、昭和31(1956)年には箱根の山を試走していた専大の選手が交通事故で死亡している。
「禁止されていても、あれだけの坂ですからね。実際に走ってみなければ指導歴が長い監督でも適性はわかりません。候補の選手に3、4回試走させる大学もあると聞きましたが、気持ちはわかります。それにしても、ここ数年でシューズがよくなり、選手の走り方もよくなったことで記録が伸びている。以前は6区の試走を終えると、脚がガタガタになって1週間以上は練習を再開できなかったが、今は2、3日もすればジョギングができる。血液検査で筋肉の損傷程度が以前より小さいそうです。だからといって、何度も箱根の山を試走させられたら選手はたまったもんじゃないですよ」(前出のOB)
山の神は、禁止の試走なしには生まれないのだ。
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ところで、駅伝といえばケニア人留学生の活躍が話題になるが、彼らはどのような待遇を受けて学生生活を送っているのか。その「知られざる実態」とはーー。
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