箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇
駒大の大逆転で幕を閉じた箱根駅伝。今年は5校がケニア人留学生を起用。準Vに終わった創価大も2区を走ったフィリップ・ムルワ(2年)が、3位から2位に順位を上げた。ちなみに2区で14人抜きの快走を見せ、区間新記録(1時間5分49秒)をマークした東京国際大のイェゴン・ヴィンセント(2年)もケニアからの留学生だ。
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12月の全国高校駅伝でも、ケニア人留学生が世羅(広島)のアベック優勝に大きく貢献。元日のニューイヤー駅伝はケニア人選手を使った富士通が制した。今やケニア人不在で国内の著名な駅伝大会は成り立たないと言っても過言ではない。
97回を誇る箱根駅伝に初めてケニア人留学生を登場させたのは1989年(第65回)の山梨学院大だ。同大学はケニアからオツオリ、イセナを連れてきて、7位、4位、2位と年々順位を上げ、92年に初優勝。2人の留学生が卒業した後も、付属高校から入学してきたマヤカ(ケニア)の活躍もあって94年から2連覇を達成。山梨学院大は駅伝で大いに名を売った。もちろん、ケニア人留学生を受け入れるには多額の経費がかかる。ある陸上関係者が言う。