心臓病
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MICSを受けるなら1人の執刀医が集中して手術を行っている病院が望ましい
今年10月、日本心臓血管外科学会誌に掲載された論文で問題視された「MICS」(ミックス)による“死亡事故”は、知識や経験が不足した外科医による不手際が重なって起こった可能性が高い──。前回、そうお話ししました。 MICSとは...
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小切開手術での死亡事故は経験不足の医師による不手際が重なった
今年10月、専門誌である日本心臓血管外科学会誌に心臓手術での医療事故を巡る論文が掲載されました。2020年12月、国立国際医療研究センター病院で実施された「MICS」(ミックス)と呼ばれる低侵襲の心臓手術を受けた70代の男性が手術中...
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心臓病の改善や予防に効果があるサプリメントはほとんどない
「心臓に良いサプリメントはありますか?」 患者さんからこんな質問をされることがあります。結論からお話しすると、低下した心臓の機能そのものを回復させたり、ダメになった心筋を蘇らせるようなサプリメントはありません。治療はもちろん、...
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男性と女性ではリスク因子が異なるケースがあると意識したい
今年9月、男性と女性では心血管イベントのリスク因子にいくつか“違い”があるという研究が世界的医学誌「ランセット」で報告されました。カナダのマックマスター大学の医師らが、35~70歳の約15万6000例を対象にした大規模前向きコホート...
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家電製品を活用して心臓に良い「環境」と「食生活」をつくる
前回、心臓を守るために使いたい電化製品として「睡眠補助装置」と「ミストサウナ」を取り上げました。ほかにも効果的だと考えられる製品があるので紹介します。 まずは、室内の適切な湿度を保つ「加湿器」です。とくに冬は空気が乾燥するう...
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心臓を守るために普段から使いたい2つの電化製品
以前、心臓を守るための正しいエアコンの使い方についてお話ししました。心臓にトラブルを抱えている人は、体温の管理や体液のバランスを維持することが重要で、それらを安定した状態で管理するにはエアコンを適切に利用して室温=環境温度を整えるこ...
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狭心症の発作を抑えるニトログリセリンは服用のタイミングが重要
高齢で動脈硬化が進んでしまうと、さまざまな病気の原因になります。心疾患のひとつである狭心症も動脈硬化が原因で起こります。狭心症は心臓に栄養や酸素を送る冠動脈が狭くなることで起こり、発作時は主に胸痛が現れます。 予防が重要で、...
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心臓手術で使われる人工臓器はどれくらい耐久性があるのか
人間は脳さえあれば少なくとも数百年以上は普通に生きられる──。ある脳科学者がこんなことを話していました。 たしかに、「体のほかの細胞とは違って脳は老化しない」という説を唱えている学者もいます。これが本当だとすると、脳の健康を...
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コロナ感染は症状が治まっても血栓ができやすい状態が続く
新型コロナウイルスの第7波はピークアウトしたといわれますが、それでも都内だけで1日あたり1000人以上の新規感染者が出ています。これから年末年始にかけては第8波の到来も予想されていることもあり、引き続き警戒が必要です。 とり...
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進化する画像診断機器を生かすにはソフトの開発も欠かせない
前回、負担の少ない低侵襲な内視鏡手術で使われる8K内視鏡を中心に、急速に進歩している画像診断機器についてお話ししました。治療や検査の真っ最中に、より高精細な画像を撮影することが可能になったハードの進化はもちろん重要なのですが、それと...
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最新の8K内視鏡は安全性を高めて手術の完成度を向上させる
今年4月、心臓の拍動による画像のブレを低減するCTシステムが富士フイルムヘルスケアから登場しました。画像処理の際に心臓の動きを推定し、冠動脈などに発生するブレを低減する技術が搭載されています。また、画像処理速度も従来の2倍向上してい...
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逆流性食道炎がある人は胸の痛みの原因をしっかり鑑別する
前回、糖尿病の人は「痛みのない心臓発作」に注意すべきというお話をしました。心臓発作は、心筋に酸素や栄養を供給する冠動脈の血流が大幅に減ったり、途絶えてしまったときに起こるもので、迅速に処置をしなければ突然死するケースもあります。多く...
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糖尿病の人は「痛みのない心臓発作」に注意したい
心臓発作は、心筋に酸素や栄養を供給する冠動脈の血流が大幅に減ったり、途絶えてしまったときに起こります。主に狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患で見られます。 心臓発作の症状は「胸痛」が多く、締め付けられる、重苦しい、焼けつくと...
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心臓にトラブルを抱えている人の正しいエアコンの使い方
酷暑から解放され、朝晩は過ごしやすくなってきました。とはいえ、9月に熱中症で救急搬送された人の数を見てみると、2020年は全国で7085人、21年は2355人となっていますから、やはり注意が必要です。 熱中症ももちろんですが...
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心臓トラブルがある人は「熱中症」が重症になりやすい
お盆を過ぎてもまだまだ暑い日が続いています。引き続き「熱中症」への警戒が必要です。とりわけ心臓にトラブルを抱えている人は、健康な人よりも注意しなければなりません。 熱中症とは、気温と湿度が高い環境下で、体内の水分や塩分が失わ...
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カテーテルを行う外科医は確実に合併症なく改善できる治療を続けることが大切
前回、「PAD(末梢動脈疾患)」と呼ばれる疾患についてお話ししました。足の血管に生じた動脈硬化によって血管が細くなり、足に十分な血液が流れなくなることで発症し、悪化すると、足に潰瘍ができたり、壊死から切断に至るケースもある病気です。...
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PAD(末梢動脈疾患)の治療は最初から「足の専門科」で受けたい
近年、「PAD(末梢動脈疾患)」と呼ばれる疾患が注目されています。足の血管に生じた動脈硬化によって血管が細くなり、足に十分な血液が流れなくなることで発症する病気です。はじめは歩行時の足のしびれや痛み、冷感などの症状が現れ、進行すると...
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暑い夏は立ち上がったときの急激な低血圧に気をつけたい
夏は血圧が低下する季節です。気温が上昇すると体内にも熱がこもるため、その熱を放散しようと血管が拡張します。また、汗をたくさんかくと血管内の水分と塩分が失われ、血液量が減少します。こうしたことから血圧が下がりやすくなるのです。 ...
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心臓トラブルがある人は眼疾患の「緑内障」にも気を付けたい
心臓疾患が緑内障の発症と関係している──。そんな研究が日本で報告されました。 三島総合病院眼科の鈴木幸久氏らの研究では、緑内障の中でも多い開放隅角緑内障の患者581人(男性285人、女性296人)と、緑内障のない595人(男...
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心臓手術を受ける患者に腎機能障害があるケースが増えている
高齢化が加速している近年、心臓手術を受ける患者さんが、同時に「腎臓」のトラブルを抱えているケースが増えています。中でも、多く見られるのが「CKD」と呼ばれる慢性腎臓病です。 CKDは、腎臓の働きが健常者の60%以下に低下、ま...
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死亡事故も起こったロボット手術はよりたしかな安全性の検証が必要
近年、普及が進んでいる「手術支援ロボット」を使った肺がんの手術で医療事故が起こり、60代の男性患者さんが死亡していたことが5月末に発表されました。 報道によると、2020年10月に大阪の吹田市民病院で実施された「ダヴィンチ」...
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課題はあってもロボット手術はさらに応用される可能性がある
前回に続き「手術支援ロボット」についてお話しします。1999年に発売された米国メーカーの「ダヴィンチ」は、2億~3億円の販売価格に加え、年間の維持費が1000万~2000万円かかること。また、ロボットアームだからこそ可能になる複雑で...
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国産も登場したロボット手術 さらに広まるためには課題がある
「手術支援ロボット」が日本でも広まっています。1999年に発売された米国メーカーの「ダヴィンチ」に続き、2020年8月には国産初となる「hinotori(ヒノトリ)」が製造販売承認されました。現在、ダヴィンチは全国で450台以上、ヒノ...
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米国で心不全の治療に推奨された糖尿病治療薬の期待と課題
米国心臓病学会、米国心臓協会、米国心不全学会が共同で編集した「心不全診療ガイドライン2022年版」が発表され、心不全の薬物治療で「SGLT2阻害薬」の使用が新たに「推奨」として加えられました。 SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬...
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人工心臓は莫大な費用がかかる 再生医療の進化に期待したい
超小型ポンプを内蔵したカテーテル装置を心臓の左心室内に留置し、心臓のポンプ機能を補助して血流を維持する新しい補助人工心臓について、前回お話ししました。 人工心臓はいまも進化を続けていて、さらなる小型化が実現すれば、心臓が全身...
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カテーテルによる補助人工心臓はさらに進化する可能性もある
去る4月、日本で承認されたばかりの補助人工心臓を使った心臓手術が大阪警察病院で実施されました。「IMPELLA(インペラ)」と呼ばれるデバイスの新モデルで、超小型ポンプを内蔵したカテーテル装置を心臓の左心室内に留置し、心臓のポンプ機...
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心臓にトラブルがある人はマスクによる低酸素に注意する
ゴールデンウイークが終わり、新型コロナウイルスの感染が再び増加傾向に転じています。オミクロン株は95%近くが無症状だという海外の報告もありますが、何より感染しないことが重要です。感染対策のためにマスクを外せる日は、まだ先になりそうで...
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新型コロナの後遺症で心臓血管疾患のリスクが大きく上がる
新型コロナウイルスの新規感染者は減少傾向にありますが、まだまだ気は抜けません。一部の地域では第6波のピークを上回っていますし、大型連休を迎えるなど人流が増えることで、感染のリバウンドも予想されます。 現在、感染の中心になって...
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ドナー不足解消の手段として「異種移植」は大いに期待されている
前回、末期の心臓疾患で治療の手だてがなかった57歳の男性にブタの心臓を移植した、米国での「異種移植」についてお話ししました。人体で拒否反応が起こらないよう遺伝子操作して作られたブタの心臓が使われた手術でしたが、残念ながら術後2カ月で...
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自覚症状がない患者に納得して治療を受けてもらうために必要なこと
病気で治療を受けている患者さんは、さまざまな不安を抱えています。心臓手術を受ける患者さんも、当然ながら不安でいっぱいでしょう。 たとえば、手術のために必要な全身麻酔は不安材料のひとつといえます。 私は昨年11月、魚類...