心臓病
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心臓トラブルがある人、高齢者、お酒好きは「脱水」に注意
空気が乾燥している冬は「脱水」を起こしやすい季節です。前回もお話ししましたが、脱水は心臓にとって大敵です。 脱水状態になると、血液の量が減って、粘度も上がります。1回に送り出す量が減り、流れにくい血液を体全体に送らなければな...
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冬のトイレは血圧を急激に変動させる条件が揃っている
寒い冬はトイレに用心してください。温度など環境の変化によって血圧が急激に上下動することで「ヒートショック」を起こし、心筋梗塞、大動脈解離、不整脈、脳卒中といった心臓血管疾患を引き起こす危険があります。心臓にトラブルを抱えている人、高...
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心臓にトラブルを抱えている人にサウナはおすすめできない
前回まで、入浴と心臓の関係についてお話ししてきました。降圧剤を飲んでいる人、“隠れ弁膜症”の高齢者、貧血がある人はヒートショックに注意が必要です。ただ、入浴は心臓にとってプラスに作用するので、入浴をうまく利用することが大切です。前回...
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肥満を防いで「見た目」が若くなれば健康寿命が延びる
これまでも何度かお話ししましたが、「見た目=外見」が年齢より若く見える高齢者は、健康的に人生を全うできるケースが多いと感じています。科学的にたしかな根拠があるわけではありませんが、これまで多くの患者さんと接してきた経験から、そんな印...
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座りっぱなしは「心臓病」「糖尿病」「がん」のリスクを高める
全都道府県で、緊急事態宣言が解除されました。再び宣言が発令される可能性もなきにしもあらずでしょうが、ひとまずは、だんだんと人流が活発化していくことが予想されます。今まで家の中で多くの時間を過ごしていた人も、旅行や買い物などを楽しめる...
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ロボット心臓手術は何が凄い? 体だけでなくフトコロにも優しい
かつては命がけだった心臓病の手術も医療や手術技術の進展で格段に安全になってきた。しかし、せっかく技術的には助けられるようになったにもかかわらず患者に体力がなかったり、手術跡を気にして手術をためらい、手術のタイミングを逃してしまうケー...
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なぜいま心臓病の検査が必要なのか? 早期発見・治療の重要性
せっかく緊急事態宣言・まん延防止措置法等が解除されたのに病院で検診なんてまっぴら。そんな時間があれば久しく会っていなかった家族や仲間との時間を持ちたい。そんな中高年も多いだろう。しかし、この先、健康で楽しい時間を過ごしたければ心臓検...
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「脂質=油」はわれわれの心臓に大きな影響を与える
前回、日本人の心臓に問題を引き起こす最大の要因になっている「高血圧」についてお話ししました。もちろん、心臓トラブルに関係しているのは血圧だけではなく、近年、注目されているのが「脂質=油」です。 脂質は大きく「飽和脂肪酸」と「...
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心臓とがんの治療を受けるなら連携体制が整っている病院を選ぶ
前回、がん治療の進化に伴って心臓に障害が起こるケースが増えていることについてお話ししました。高齢化が進む日本では、今後、がんと心臓疾患の治療を並行して行う患者さんがますます増えるのは間違いありません。 ですから、患者さんが納...
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がんではなく心血管疾患が原因で亡くなるがん患者が増えている
高齢化が進む日本では、心臓疾患とがんの関係がますます深くなっています。がん治療が大きく進化して生存率が向上している一方で、がんではなく心血管死する患者さんが増えているのです。実際、米国のがん患者300万人超を対象にした研究では、がん...
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大動脈瘤に加えほかの手術を同時に行うケースが増えている
近年、増加している大動脈のトラブルの中に「弓部大動脈瘤」という疾患があります。動脈硬化などによって大動脈の一部が膨らんでできたこぶ=大動脈瘤が、大動脈弓部と呼ばれる部分にできたものを指します。 大動脈弓部は、心臓から頭や上肢...
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ハイブリッド手術は高齢患者の夢をかなえることができる
心臓手術の進化が患者さんの夢をかなえる――。先日、あらためてそう感じた手術を実施しました。 患者さんは88歳という超高齢の男性で、狭心症と大動脈弁狭窄症があり、全身も衰弱して生活に大幅な制限を受けている状態でした。手術の前に...
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活動的で質の高い生活にはより良い「視力」が欠かせない
今年の正月休みに右目の手術を受けて実感したのは、より質の高い生活を送るためには「しっかり見える」という状態が欠かせないということです。 もともと私は強度の近視で、老眼も重なった40代後半からは遠近両用の多重焦点コンタクトレン...
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糖尿病と心臓疾患は個別に対応するのが現状では最善の策
前回、前々回と脳梗塞のお話を続けてきました。脳の血管が詰まって発症する脳梗塞は心臓と深い関係があるため、心臓も含めた総合的な治療部門の新設を進めているところです。脳も心臓も血管のトラブルが病気につながるわけですから、大きく見ればどち...
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バラバラな専門科を統合する脳梗塞治療施設を立ち上げる
脳の血管が詰まって発症する脳梗塞に対しては、脳だけでなく心臓も含めた総合的な治療体系が望まれる。前回はそんなお話をしました。 年間70万人が発症する脳梗塞は、突然死を招いたり、深刻な後遺症で介護や介助などの生活支援が必要にな...
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心臓と大きく関わっている脳梗塞は総合的な治療体系が必要
脳の血管が詰まって起こる脳梗塞は、じつは心臓と大いに関係があります。 たとえば、心臓が細かく不規則に収縮を繰り返す心房細動があると、血流が悪くなるため血栓ができやすくなり、その血栓が脳の血管に移動して脳梗塞を引き起こす可能性...
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年間1万円強の負担で全国どこでも質の高い医師にかかれるようになる
医師不足に悩む地方医療の疲弊を食い止めるため、公費を投入して学費を免除したり、奨学金を支給して医師を育成する大学教育システムを構築すべきという私案について前回お話ししました。 卒業後に特定の勤務先で働く義務を果たすと、数千万...
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“義務”を果たせば学費免除の育成システムを全国で導入すべき
医師不足に悩む地方医療の疲弊を食い止める――。1973年からスタートした「1県1医大政策」の精神を今こそ見直すべきである。前回そんなお話をしました。 「努力して医者になり、地元や地方の患者さんのために貢献して社会に恩返しをした...
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心房細動はしっかり治療しないと認知症にかかりやすくなる
高齢化がますます進んでいる日本では、「心房細動」の患者さんが増えています。心臓が細かく不規則に収縮を繰り返すことで動悸や息切れの症状が表れる病気です。血流が悪くなるため血栓ができやすくなり、心原性脳梗塞や心不全につながって死を招くリ...
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若手医師が目指して進む「新しい医療」はたくさんある
外科手術は患者さんの負担をより小さくする「低侵襲化」の方向に進化していると、前回お話ししました。ただ、低侵襲化のベースになっている狭心症などに対する冠動脈バイパス手術や心臓弁膜症に対する弁置換術などは、どう処置すれば心臓の機能がしっ...
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医療者は軽症でも重症でも患者に「希望」を提供することが大切
自ら死を願う筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51)の望みを、SNSで知り合った2人の医師が薬物を投与して殺害したとされる嘱託殺人について思うところを前回お話ししました。法律上も倫理上も認められていない医療行為を個人的な考...
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認められていない考え方をごり押しするルール違反は許されない
先月26日、昨年11月に起こった、いわゆる「ALS患者嘱託殺人事件」で起訴された医師2人について、裁判の前に事件の争点を整理する手続きが始まりました。 意識がはっきりあるまま筋力だけが徐々に失われていく難病の筋萎縮性側索硬化...
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患者と医療者それぞれ考えているゴールがずれると問題が起こる
「JCI」という国際的な病院機能評価機構があります。世界基準で患者の安全性が確保されているか、適正な高度医療が提供されているかを詳細な項目で厳格に評価する非営利団体です。 そのJCIの評価項目で、医療者側がもっとも患者さんに与...
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胸やけで考えられる病気は? 心臓病が隠れているケースも
胸やけは食事の後などに、胸が焼けるような感じや痛み、違和感がある症状です。考えられる病気は一般的に「胃食道逆流症」です。 これは、胃酸が食道に逆流することによって、みぞおちのあたりが焼けるように感じる胸やけを起こしたり、酸っ...
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先進的な医療には「ヒト・モノ・カネ」が余計に必要になる
医療の進歩によって、心臓疾患の治療もどんどん進歩しています。たとえば、循環器内科が実施する「TAVI」(経カテーテル大動脈弁留置術)という血管内治療がその代表といえるでしょう。近年、高齢者で急増する大動脈弁狭窄症の患者さんに対し、カ...
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EBM=根拠に基づいた医療は医療安全とセットになっている
「医療安全」=「患者さんを守る」という理念が組織的にも確立されたのは、前回お話ししたように30年ほど前からで、実は新しい考え方といえるでしょう。そんな医療安全を実現させるうえで、重要なのが「EBM」という概念です。「Evidence ...
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専門誌で研究報告 週1回のチョコレートでも心臓病に効く?
ココアやチョコレートに含まれるカカオ由来のポリフェノールと呼ばれる植物由来物質に、体の老化を防ぎ、生活習慣病を予防する効果があることは多くの研究によりほぼ確実と考えられています。特に研究されているのは、認知症に対する予防効果で、一定...
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手術の延期は患者の安全と安心を守るために判断される
先日、予定していた「心臓弁膜症」の手術が延期になりました。患者さんの皮膚にアレルギーによる発疹が認められたからです。 何らかのアレルギーがある患者さんを手術する際は、通常の場合よりも細心の注意が必要になります。術中にアレルギ...
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新型コロナの影響で日本の医療体制の再整備が進むだろう
新型コロナウイルス感染症(COVID―19)が再び広がっています。予防ワクチンや急性期治療薬が完成し、季節性インフルエンザと同じような感染症という扱いになるまでは、まだ時間がかかりそうです。 感染拡大と緊急事態宣言が発令され...
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「病院食」制約ある中で1食につき40種類以上が作られている
入院している患者さんに病院が提供する食事=病院食は、「治療食」とも呼ばれます。文字通り治療の一環であるうえ、入院中の患者さんにとって数少ない楽しみのひとつともいえる大切なものです。 そんな病院食が、病院にとって少なくない負担...