著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

馳浩知事「想い出アルバム作戦」の重大発言を「全面撤回」で幕引きさせてはいけない

公開日: 更新日:

 茶番も茶番、大茶番だ。馳浩石川県知事が講演で自らのオリンピック招致運動の苦労を自慢げに語り、当時の安倍首相から「必ず勝ち取れ」「金はいくらでも出す。官房機密費もあるから」と告げられたと告白。さらに開催都市を決める100人のIOCの委員のために、選手時代の写真などを貼ったオリジナルアルバムを1冊20万円で製作し、世界中を奔走し配りまくったとしゃべったのだ。

 当時のIOCの規定では、違反スレスレの線らしいが、20万とは贈り物にしては高額だ。しかもその原資が問題だ。官房機密費の使い道をしゃべったのは前代未聞ではないか。

 さて知事は即日これを「事実誤認」とし「全面撤回」した。いや、こんなことがまかり通るのか。あまりにも具体的で、どう見ても嘘じゃないし、「事実誤認」というならどこが「事実誤認」か説明してもらいたい。

 さらにその後、自身のブログ「はせ日記」に「想い出アルバム作戦」という記述があることが分かり、ちゃんと裏付け証拠が出てきた。この「作戦」という言葉に私は引っかかった。おおよその場合、「作戦」と名付けるのは、何か複数の案を同時に実行する場合だ。つまり、ほかにも作戦があったのではないのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  4. 4

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  5. 5

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  1. 6

    中居正広氏と結託していた「B氏」の生態…チョコプラ松尾駿がものまねしていたコント動画が物議

  2. 7

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  3. 8

    中居正広氏が女子アナを狙い撃ちしたコンプレックスの深淵…ハイスペでなければ満たされない歪んだ欲望

  4. 9

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  5. 10

    SixTONES松村北斗 周回遅れデビューで花開いた「元崖っぷちアイドルの可能性」