認知症
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なりたくない病気1位「認知症」の実像 在宅看取り年間200人の名医が語る
認知症は最もなりたくない病気だという。2021年に太陽生命が実施した「最もなりたくない病気は何か」というアンケートでも、2位の「がん」(28%)を引き離し、ぶっちぎりのトップ(42%)だった。しかも、この結果は20~70代のどの世代...
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あと何年生きるか…もったいないから補聴器にお金をかけたくない
高齢のお客さまからよく「あと何年生きるか分からないし、もったいないから補聴器にお金をかけたくない」と言われます。 果たしてご自分が思う余生は2~3年なのでしょうか? 以前、79歳の男性のお客さまにご来店いただいたこと...
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睡眠不足はアルツハイマー病の原因物質を脳に蓄積させる
質の悪い睡眠は、認知症のリスクを上げることが研究で明らかになっています。 経済協力開発機構(OECD)の2021年版調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分と、加盟国30カ国のうち最下位。厚労省が今年1月に公表したデ...
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認知症の患者は身近な人から忘れてしまうのは本当なのか
認知症による物忘れには順番があります。それも、認知症の種類によって異なります。 全体の約67%を占める「アルツハイマー型認知症」であれば、まずは物忘れと呼ばれる記憶障害から、自分がいる場所や日時が分からなくなる見当識障害に移...
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認知症の予防に最適な歩数は1日1万歩弱 7.8万人を対象に解析
定期的に運動することは、健康に良い影響を与えると考えられています。 実際、1日の歩数が多い人ほど、糖尿病や心臓病の発症、がんによる死亡率が低いことを報告した研究もあります。 「歩数」は運動量を評価する指標として分かりや...
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目の前の難聴者は今「聞く」状態か、それとも「聴く」状態か
耳の不自由さについて、若い人にとっては関係のないことのように思えるかもしれません。ですがこれからの超高齢社会、耳が聞こえづらい人との接触や関わりは増えていくでしょう。 それを考えれば、現在は、聞こえになんの問題がない人にとっ...
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老親の「動こう」「楽しもう」という気持ちを尊重しサポートしよう
「祖母をディズニーランドに連れて行ってあげればよかった」 58歳の女性は、今でも悔いていると話します。 「祖母」は、30年ほど前に亡くなりました。93歳だったそうです。 祖父は早くに亡くなっており、祖母はその女性...
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製薬大手エーザイ開発中の認知症治療薬「レカネマブ」の効果は?
日本国内の認知症患者は現在約600万人といわれるが、2025年には700万人を超え、高齢者の5人に1人が認知症になると予想されている。認知症の7割を占めるアルツハイマー病の治療は早期発見と早期治療がカギとなる。 9月28日、...
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100歳でも認知症にならない人にはなにか傾向はあるのか
100歳以上の長寿者を「センテナリアン」と呼びます。慶応義塾大学の研究などによって、彼らは認知機能が高いこと、心臓血管病になりにくいこと、加齢にともなって歩行速度が落ちたり、体が弱る状態のフレイルになるのが遅いことが分かっています。...
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孫と中国を旅したいと一念発起 70代初めから中国語を勉強し始めた
長くエースとして活躍したある元プロ野球選手は60代以降も毎日、腕立て伏せ500回、腹筋と背筋を1000回などのトレーニングを続けてきたそうです。それもあってか、引退後、30年が過ぎて70歳になってからも、始球式では現役時代を思わせる...
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アルツハイマー病の新薬「症状悪化27%抑制」 実用化へ米科学者から期待と懸念が
日本のエーザイとアメリカのバイオジェン、2つの製薬会社が共同開発しているアルツハイマー新薬「レカマネブ」が、全米で大きな反響を呼んでいます。病気の進行を抑える初めての画期的な治療薬として、多くのマスメディアが取り上げています。一方で...
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認知症になりやすい血液型はあるのか? 世界中で研究が進む
脳卒中や新型コロナウイルスの重症化率など血液型と病気の関連性は多く指摘されています。認知症もまた血液型との関係を浮かび上がらせる研究が世界中で行われています。 たとえば、2014年9月10日発行の米医学誌「Neurology...
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「聞こえが悪い親に補聴器をプレゼント」がおすすめできない理由
「補聴器をプレゼントしたい」というご家族からの問い合わせが、以前よりも多く寄せられるようになりました。難聴が認知症の危険因子だという認識が広まったためだと考えています。 実際に相談に来た方から、「何度も聞き返されるから、親が次...
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「生涯健脳相談士」「生涯健脳指導士」は認知症予防のサポーター
いまは、認知症予防に努める時代。予防には、発症させない1次予防、発症を遅らせる2次予防、発症しても進行を遅らせる3次予防があります。 現段階では1次予防につながる薬がまだ登場していないので、力を注ぐべきは2次予防となる生活習...
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アルコール性認知症はどのくらいお酒を飲んでいるとリスクがあるのか
アルコール性の認知症は、大きく2つの原因が考えられます。 一つは生活習慣病などの基礎疾患がありアルコールの大量摂取が加わり脳梗塞など脳血管性の障害によって、認知機能の低下を引き起こすケースです。脳に小さな梗塞が多発し、脳細胞...
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その物忘れは正常な老化現象? 軽度認知障害が疑われるのは…
米アルツハイマー協会が毎年報告している「Alzheimer'sDiseaseFactsandFigures」2022年版では、米国の推定12~18%が軽度認知障害(MCI)を持っているとの報告でした。 MCIとは、物忘れはあ...
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認知症を悪化させてしまう接し方とは? 不安は進行リスクを高める
認知症を発症する方の約68%はアルツハイマー型認知症です。脳の神経細胞が減っていってしまうことで、脳の中でも記憶をつかさどっている海馬から萎縮が始まります。そのため、同じ質問を繰り返したり、料理や着替えといった日常の手順が分からなく...
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「何か変…」が低血糖のサイン 対策が遅れれば認知機能低下のリスク
糖尿病では、高血糖とともに低血糖にも注意が必要だ。糖尿病治療を専門とする「あおいクリニック」(東京都港区)の恩田美湖医師(糖尿病専門医)に話を聞いた。 「高血糖に関しては避けようと頑張るのですが、低血糖に関しては、あまり重要視...
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AIやチップの進化で補聴器はさまざまなシーンに自動で対応可能
補聴器の性能は年々進化しています。 これまでの補聴器は、人間の耳がまず補聴器に慣れることが肝心でした。補聴器を体の一部になるようにまで使いこなすためには、ある一定の時間が必要だったのです。 ところが最新型では、初めて...
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「話す」「耳を傾ける」が脳の活性化につながる 思い出話を大いにしよう
「また、思い出話ばかりして……」 久しぶりに実家の親と会ったら、思い出話ばかりされすぎて、うんざりしたり、イラッとしたりしてしまった。そんなエピソードを聞くことがあります。 でもみなさん、それが親御さんの脳の活性化につ...
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歩き方で認知症かどうか分かるって本当? 世界で複数の研究あり
歩行速度の変化と認知機能には関連があることが分かっています。歩くという能力には、注意力、空間認識力、状況把握力などいくつもの認知機能を必要とし、歩行速度が落ちたり、ふらつきがある場合、認知機能が低下している可能性があると考えられます...
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サプリははっきりしたエビデンスが見つかっているものは少ない
認知症対策や記憶力改善のために、サプリメントを活用している人もいるのではないでしょうか? テレビやネットを見ていても、認知症関連のサプリの紹介が実に多い。漢方の生薬を使ったもの、イチョウ葉エキスや青魚に含まれるDHA、EP...
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もし自分が認知症になったら…どこまで自覚できるのか?
認知症の方が自身の症状を自覚するケースは極めて珍しいと考えられています。自身で自覚症状を訴えて、私のクリニックをはじめ物忘れ外来を訪れる方の9割以上が別の病気の診断をされています。精神疾患のひとつである「不安障害」で記憶力の低下が起...
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「小声の友達の言葉を聞き取れるようになってうれしい」80代女性の言葉
多くのお客さまと日々接していますが、みなさん、補聴器を検討したきっかけもさまざまです。 例えば、生活する上で家族が日常的に大声を出さないといけなくて疲弊していたり、テレビの音が大きすぎて家の外まで大音量で聞こえていたり。また...
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近年注目の「脳腸相関」で腸内フローラを整えて認知機能低下を防ぐ
9月21日は「世界アルツハイマーデー」。1994年のこの日、スコットランドのエディンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催されたことから、国際アルツハイマー病協会と世界保健機関(WHO)が共同で世界アルツハイマーデーを...
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若年性認知症の原因と初期症状は?50代での発症も増えている
若年性認知症は、64歳までに発症した認知症で、18歳から39歳までに発症した「若年期認知症」と40歳から64歳に発症した「初老期認知症」の総称になります。まだ少数ではありますが、診察していると50代で認知症を発症するケースは増えてい...
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びっくりの超小型補聴器が登場 じっくり見てもわからない
現在、補聴器もさまざまな種類があり、それぞれ性能も違っています。 しかもその性能は年々進化しているのです。 ここ数回、当欄で私が驚いた最新式補聴器を紹介してきましたが、今回の補聴器は、そのサイズに驚きました。耳の奥に...
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アルツハイマー病という敵を知り迎え撃つために必要なもの
検査はゴールではありません。そのことをしっかり理解していますか? 「近々、健康診断(または人間ドック)があるので、お酒や脂っこいもの、お米やパンを控えている」という話をよく聞きます。しかしそれでは検査の価値が半減です。 ...
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数カ月で進む急速進行性認知症(RPD)はどうして起こるのか
認知症のほとんどは数年から10年程度かけてゆっくり進行していきますが、数カ月から1~2年以内に急速に進行する認知症もあります。 これは「急速進行性認知症(RPD)」と呼ばれ、原因はいくつかありますが、約6割がプリオン病による...
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最新AI搭載機種がスゴい 「パーソナルアシスタント」はスマホ並み
最近、AIと呼ばれる人工知能が搭載された補聴器が各メーカーから発売されています。 アメリカのメーカー「スターキー社」のAI搭載機種は、1時間に5500万回、1日換算すると10億回もの自動調整に加えて、「もっと聞きたい」ことを...