98歳でも遅くない! 補聴器と一緒にアクティブ人生の始まり
おかげさまでこの連載も60回を超えました。最近ではネットニュースにも転載され、読者からのコメントもよくいただけるようになり感謝しています。
そんな中、「気持ちが若い人ほど補聴器使用が早いと思います。心まで年老いてしまうと、周りの人のせいにして、補聴器使用に踏み切れません」といった内容のコメントを見つけました。
実際に来店されるお客さまも、気持ちが前向きな方は補聴器を自分でつけたり外したりする装用練習に積極的です。具体的な質問もいろいろしてくれます。
先日、98歳の1人暮らしの女性のお客さまがいらっしゃいました。同じマンションの違う階には息子さんご夫婦が住んでおり、最初はその息子さんから相談を受け、ご自宅の訪問となりました。まず聴力測定を行うと障害者手帳の申請が可能とみられ、さっそく耳鼻咽喉科での受診をお勧めし、障害者手帳を取得。補聴器の支給申請も実施しました。
申請してから支給決定までの間に補聴器の装用に慣れてもらうため週に1度訪問し、補聴器の調整と装用練習もしていただきました。