認知症
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認知症の検査結果や診断内容の説明も必ず患者さん同席で行う
「本人抜きで、先生とお話ししたいのですが」 認知症を疑って来院した方のご家族から「本人不在面接」を希望された場合、私は基本的にお断りしています。それは、2回目以降の診察でも同じです。 面接は「患者さん第一」であり、また...
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料理好きな認知症患者…火事を防ぐために何ができるのか
料理好きな認知症の母が「火事」を起こさないか心配だけど、料理を続けさせてもいいのでしょうか──。認知症の患者さんを介護する家族からしばしばこんな相談を受けます。実際、東京消防庁の報告によれば、2021年に起きた住宅火災の出火原因のう...
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初診時こそ患者さんとの信頼関係を築く一番大切なタイミング
「笑顔で診察室を出てほしい」「また来たい、と思える診察をしたい」──。私が外来をする際、常に念頭に置いていることです。 重要なのは、初診時。第一印象が後々までその人との関係性に影響を及ぼすということは、よくあると思います。「こ...
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認知症になるとあることないこと「作話」をするのはなぜ?
アルツハイマー型認知症を発症すると、「作話」の症状が見られるケースがあります。「息子にお金を盗まれた」「私は日本一の大女優だった」など、作話の内容はさまざまです。この症状は認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)~認知症初期の患者...
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認知症疑いの親に病院で検査を…どうやって切り出せばいい?
「病院で義母を診てもらいたいんですが、どう説得すればいいのか……」 この女性は、ダンナさんのお母さんと車で30分ほど離れた場所に住んでいます。 ダンナさんは男兄弟しかおらず、結婚した時、お義母さんは「娘ができてうれしい...
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近年、注目されている「認知症カフェ」では何が行われているの?
「認知症カフェ」は、専門家や地域の人との交流を通して認知症の進行を遅らせ、認知症の方やその家族の社会的孤立を防ぐのを目的に、2012年から本格的に始まりました。これは「オレンジプラン」と呼ばれる国の認知症施策の一環で、認知症の当事者に...
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認知症「早期発見の検査」と「予防のツボ」…昨年の行方不明者は1万8709人で過去最多
親などを介護する人にとって厄介な症状のひとつが徘徊だ。警察庁によると、認知症やその疑いで行方不明になった人は昨年、全国で延べ1万8709人だった。前年比1073人増と過去最多。統計を取り始めた2012年から10年でほぼ2倍に増えてい...
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認知症の疑いは何科を受診する? 大事なのは診療科で選ばないこと
(家族に)認知症を疑う症状が見られる。病院で診てもらいたいんですが、何科に行けばいいのでしょうか──? そんな質問を時々受けます。 かつては、健常者か認知症かで考えられていましたが、今は、認知症に至るまでは段階があることがわか...
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認知症患者の「収集癖」に対する具体的な対処法は?
認知症になると、チラシやトイレットペーパーなど、特定の物を集める「収集癖」の症状が現れるケースがあります。周囲からすると一見不要な物を集めたり隠したりするので、同居する家族は捨てたくなるでしょう。しかし、認知症の方は何かしら価値があ...
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診察室に入ってきた時の表情、姿勢、動作、歩き方、会話に着目
病気の内容に限らず、患者さんを診察する時、私たち医師が着目するのは、患者さんや同伴の方(主にご家族)の話の内容に限りません。むしろ、それ以外のこと、たとえば診察室に入ってきた時の表情、姿勢、動作、歩き方、言葉を交わしている時の様子な...
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世界の医学界が注目する認知症と難聴の関係…補聴器の使用で認知症リスクは8%程度低下
高齢化が進むわが国で認知症対策は喫緊の課題だ。診療をしていると、「最近、物忘れがひどくなって、認知症が始まったのではないかと心配です」と相談されることが多い。どうすれば、認知症を予防できるだろうか。 4月13日、中国の山東大...
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認知症患者の施設での金銭トラブルを防ぐために貴重品の管理はどうすべきか
認知症が進行して在宅での介護が難しくなると、施設への入居を検討するケースが少なくないでしょう。そうした施設内で多いのが貴重品管理のトラブルです。認知症を発症すると、お金に対する執着が異常に強くなる方がよく見られます。背景には、「若い...
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脳トレは認知症対策にはならない…脳神経内科医にリスク回避法を聞いた
2025年には65歳以上の約5人に1人が認知症と推定されている。認知症リスクを少しでも下げたい場合、何をすればよく、何を避けるべきか? 高齢者患者を数多く診ている米山公啓医師に聞いた。 ◇ ◇ ◇ 「若いのに脳が老...
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ある日の診察室の光景…怒る妻に、認知症の夫が「いつもありがとう」
私の外来では、アルツハイマー病の方の診察はだいたい月に1回。ある日の診察室での光景です--。 「こんにちは。今日は雨で、うっとうしいですね。来るのが大変だったでしょう」 「そうなんですよ! ただでさえ時間がかかるのに、こ...
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認知症になるとお風呂を嫌がるのはなぜか…入浴を促すには?
認知症の親がもう2週間も入浴していないのですが、どうやって促したらいいのでしょうか--。介護するご家族から相談を受ける機会がしばしばあります。お風呂は毎日入るといった認識を持つ私たちは、入浴してもらおうと必死になり説明や説得を試みま...
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認知症患者の「夜、寝ない」問題…介護する家族にアドバイスしていること
「お義父さんが夜寝てくれない。夜中に何度も『おーい、だれかいないかー』と家族を呼ぶのです。寝不足でつらい」 これは、あるお嫁さんの訴えです。 お義父さんがアルツハイマー病と診断されたのが1年ほど前。夫や高校生の息子も介...
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認知症患者の「夕暮れ症候群」はなぜ起こる? 夕方になると家に帰ろうと落ち着きがなくなり…
認知症の患者さんが、夕方になると落ち着きがなくソワソワし出し、「お世話になりました。そろそろ家に帰ります」と、自宅にいるのに帰宅の準備を始めることがよくあります。この症状は、夕方から夜間にかけて現れるので「夕暮れ症候群」や「日没症候...
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「財布を盗まれた」と大騒ぎ…それがきっかけで認知症が発覚
「認知症の母親が、通販でいろいろ注文をして困ります」と言うのは、40代後半のある男性。 お母さん(70代)は静岡県に1人で住んでおり、男性は東京都在住。認知症が発覚したきっかけは数カ月前。お母さんが「近所の人に財布を盗まれた」...
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認知症患者が1人で家にいるときに不安を感じさせない方法は?
認知症が進行すると、不安の症状が強く現れるケースがあります。よく、認知症の患者さんを在宅介護されている家族から、「外出していると、大した用事もないのに何度も電話をかけてくる」と聞きます。患者さんはなぜ今1人で家にいるのか分からず不安...
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睡眠薬が認知症の予防に有効!? 神経医学の専門誌に掲載
認知症の代表であるアルツハイマー型認知症では、まずアミロイドβというタンパク質が脳にたまり、それからしばらくして今度はタウという別の脳内タンパク質がリン酸化という変化を起こして蓄積します。脳細胞が死んで物忘れなどの症状が出るのは、そ...
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今日も「健脳カフェ」は賑やか 学生も入り交じり会話が弾む
毎週金曜日の朝10時から開いている「健脳カフェ」。コロナ禍でも毎週のように通ってこられる方がいたのですが、ゴールデンウイーク明けの先日は、お天気が良かったこともあり、一層賑やかでした。用意した椅子がすべて埋まり、新たに椅子を設置する...
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認知症の本人が「食べたい」と何度も訴えたら食事を与えてもいいのか
認知症の症状のひとつに、食行動の異常があります。特にアルツハイマー型認知症に多いのが「過食」です。認知機能の低下で記憶障害が起こり、食事した行為そのものを忘れて何度も食べるとされています。 また、認知症で満腹中枢の働きが低下...
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認知症最新研究 特定の「音」を聞かせて原因物質アミロイドβを減少させる
認知症で最も多くを占めるアルツハイマー病は、脳の神経細胞の周囲にアミロイドβというタンパク質が蓄積することで神経変性が進行し、脳が萎縮して発症する。アミロイドβの蓄積は、アルツハイマー病を発症する20年ほど前から始まることもわかって...
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「海馬の萎縮=アルツハイマー病」とは限らない 慎重な鑑別が必要
認知症とは、いったん獲得した認知機能(記憶や判断、計算など)が低下することで、日常生活や社会生活に支障をきたしている状態です。 「認知症=アルツハイマー病」と思われがちですが、認知症の中にもさまざまな病気があります。 ...
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要介護認定を受けたものの本人が拒否したら家族はどうするべきか
認知症の方が介護保険を利用して介護サービスを受けるためには「要介護認定」を受ける必要があります。これには「要支援」と「要介護」の2種類があり、日常生活の中でどのくらい介護を必要とするかにより判断が異なります。 要支援は、基本...
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「米ぬか」はアルツハイマー病の治療に役立つのか…医師主導研究がスタート
東京歯科大学市川総合病院では今、ある臨床試験への参加希望者320人を募集している。目的は「米ぬか成分によるアルツハイマー病への治療効果」を確かめること。主任研究者である同病院准教授の宗未来医師(精神科医)に話を聞いた。 ◇ ...
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「物忘れ」とは最近やさっき起きたことの記憶を保持できない
アルツハイマー型認知症の話の中で、必ずといっていいほど出てくる言葉が「物忘れ」です。ではみなさん、「物忘れ」って、具体的にはどういうことを指すと思いますか? 認知機能低下を心配して来院した方やそのご家族に「物忘れはありますか...
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認知症では寝ているときに手足が勝手に動いてしまうのはなぜ?
ときどき、認知症の人が夜間に徘徊して、行方不明になるといったニュースを目にすることはありませんか。徘徊は、一般的に認知機能の低下によって直前のことが思い出せなくなり、目的を見失うことで起こります。たとえば、トイレに行こうと思ったもの...
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軽度認知障害の時期に対策を講じれば、健康な状態に戻れる
認知症で最も多くを占めるアルツハイマー型認知症。治す薬が現段階では登場していないことから「早期診断に意味がない」と思う方がいるかもしれません。 しかしアルツハイマー型認知症は、症状の進行が非常にゆっくり。早期に見つけ、対策を...
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65歳未満で発症する若年性認知症になったら仕事は続けるべきか
一般的に高齢者に多い認知症のほかに、65歳未満で発症する「若年性認知症」があります。女性に比べ男性に多く、働き盛りの50代で発症するため仕事を辞めてしまうと収入がなくなり、家計に大きな影響をもたらします。また、家のローンや子供の学費...